• ポイントキャンペーン

新潮文庫
ピーター・パン (改版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 120p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102104019
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

88
ディズニーの『ピーター・パン』とはまた別の話でした。ピーター・パンは「大人になりたくない子供」ではなく、人間と妖精の間の子なんですね。生まれてすぐに飛び立ち、妖精や小鳥たちとの中で不思議な冒険をしていくのに夢を感じました。楽しく飛び回るピーター・パンの物語は想像力豊かな子供の象徴なのかもしれません。ユーモアとロマンのある物語。訳文が古いので若干読みにくく感じましたが面白かったです。ピーター・パンが可愛い。2016/01/10

クナコ

21
初読。過去に二度序盤で挫折、今回数年ぶりに挑戦し読了。指輪物語の始めやハリー・ポッターのような、一見無意味に思える長い説明のため、始めは世界観を受け入れるのに苦労した。が一度受け入れてしまえば、他に比べられないような空想世界に引き込まれ、俄然面白くなる。人は赤ちゃんになる前には小鳥だった。小鳥は母に望まれ子供になる。ピーターもそうだったが、彼は小鳥時代を懐かしんで故郷に帰ってしまった。それから彼は半分小鳥、半分子供の永遠の子になった。著者は語る。無知は笑われるが無垢は幸せ。彼は決して可哀想な子ではない。2019/04/14

mizuha

21
お馴染みのピーターパンではなく、「ケンジントン公園のピーターパン」の邦訳。昭和28年の訳文は、正直とても読みにくい。生まれて間もないピーターパンは、かつて小鳥だった頃のようにケンジントン公園に飛び立つ。どっちつかずの赤ん坊となったピーターと夜の妖精たちのお話しは、お母さんとのエピソードやメイミーとの別れなど、もの悲しさが拭えない。米倉斉加年さんの表紙がとても素敵。2014/10/30

佐島楓

21
最初から最後までアニメ(私の場合、世界名作劇場)のイメージとまるで異なっていて戸惑った。妖精が綺麗なだけの存在ではないことに古いイギリスの感性を見、ピーター・パンがお母さんへの思慕を抱くシーンは切なくなった。確かに妖精でも人間でもない半端な存在として生きるって辛いだろうな。このあとが気になるので原書を頑張って読んでみたくなった。2012/06/22

fseigojp

18
男はいつまでもピーターパン2018/03/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/69642
  • ご注意事項