新潮文庫<br> モルグ街の殺人事件 (改版)

新潮文庫
モルグ街の殺人事件 (改版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102028025
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nakanaka

67
5篇から成る短編集。表題の「モルグ街の殺人事件」についてはぼんやりと知っていたものの、主人公のデュパンの強烈な個性が一番印象深かったですね。デュパンが解決に導く作品が他にも二作収録されていますが、どれもデュパンの天才っぷりが光っています。ただ、推理が延々と続くので長ったらしく感じてしまいました。それでもそこがデュパンの個性にも思えて魅力的にも感じます。なんでも史上初の推理小説なんだとか。様々な作家に影響を与えたのも頷ける作品でした。「落穴と振子」は読んでいてゾッとしました。ここ最近では一番だったかも。2022/04/01

たか

52
世界『初』の推理小説と言われる本作。極めてシンプルな作品で、現代の完成されたミステリと比較すると、いささか見劣りしてしまうのも事実。 しかし、細かいところを見ていけば、既に推理小説の骨格は完全にでき上がっており、後の積み上げられたミステリ史をみると、その功績は余りにも大きいと言えるだろう。C-評価2021/06/06

はらぺこ

42
短編集。 表題作『モルグ街の殺人事件』が推理小説・探偵小説の原型なら、現在の推理小説が少々ぶっ飛んだ内容でも批判したらアカン気がした。 デュパンが主人公じゃない話の方が好きやったんで、別の人が訳したのを読んでみたい。英語と日本語は文法が違うからダラダラと長い文章は意訳でええと思う。2016/02/21

背古巣

41
「モルグ街の殺人事件」犯人(?)は違反でしょう。「落とし穴と振子」ただただ恐ろしい。なんでこんなことになってるの?「マリー・ロジェの怪事件」細かな論理が示されますがさっぱりわかりませんでした。「早すぎる埋葬」「盗まれた手紙」ごめんなさい読む気になれませんでした。字が小さく、読みづらいのもあり、内容もなかなか理解することができなくて、途中で断念しました。2022/03/11

tokkun1002

30
エドガー・アラン・ポーと言えば、江戸川乱歩の名前の由来で、史上初の推理物語を書いたアメリカ人です。かと言ってミステリの鬼と云う程作品は無く僅かに5作しか書いてません。その内3作が探偵役デュパンであり「モルグ街の殺人事件」「マリーロジェエの怪事件」「盗まれた手紙」なのです。本短編集にはこの3作品が入っているので1冊で60%制覇だったりします!「ポーはさぁ」何て語ってみる為に読んどきますか⁇ えっ僕の感想⁇ ポーはさぁ、ちょっと病んでるしデュパンは面倒くさいね【東西ミステリベスト100 34位】2013/08/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/450445
  • ご注意事項