内容説明
目が覚めると、男の精液が体内に残っていた―。エロチックな服を着て、口紅を引き、そして、下着はつけてなかった。眠っている間に犯されたのか、夢遊病のような状態で男を漁っていたのか、悪霊が取り憑いているのか。篠塚留可は、雑誌記者の萩本に助けを求めるのだが…。美しいOLを襲う悪夢の日々を描いて、女性の奥底に巣くう愛欲の衝動を捉えたエロティックホラーの大作。
著者等紹介
内田春菊[ウチダシュンギク]
1959(昭和34)年、長崎市生れ。漫画家、小説家、女優、歌手。’84年、4コマ漫画で漫画家デビュー。’93(平成5)年発表の小説『ファザーファッカー』が絶賛され、直木賞候補となった。’94年には同書と『私たちは繁殖している』で第4回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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