内容説明
『沖縄いろいろ事典』から11年。CD‐ROM、WEBと成長してきた事典がついに文庫になった。垂見健吾のあたたかい写真、池沢夏樹をはじめ102名もの執筆者によるエッセイ。それらはなによりも雄弁に沖縄を語る。祭り、芸能、音楽、伝統、祈り、食、アメリカ…どこから読んでも面白く、行ったことがなくても楽しく、食べたことがなくてもおいしい。沖縄を知り尽くす旅にひとしい一冊。
著者等紹介
池沢夏樹[イケザワナツキ]
1945(昭和20)年、北海道生れ。埼玉大学理工学部物理学科中退。ギリシア詩、現代アメリカ文学を翻訳する一方で詩集『塩の道』『最も長い河に関する省察』を発表。’88年「スティル・ライフ」で芥川賞を、’92(平成4)年『母なる自然のおっぱい』で読売文学賞を、’93年『マシアス・ギリの失脚』で谷崎賞を受賞
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感想・レビュー
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翔亀
37
【沖縄50】事典というものは、引くものであり読むものではない。中には百科事典を通読したという猛者のことを聞くが、私はそういうことはやったことがない。本書は五十音順に500弱の項目が並ぶれっきとした事典だが、通読してしまった。沖縄にはまれば当然のことと胸を張りたいところだが、そうではなく、読ませるようにできているのだ。■沖縄の天文・気象/地学・地理/環境/植物・動物・水中生物/農林水産業/歴史/社会/行事/信仰/芸能/美術工芸/文芸/ことば/風俗/食/住/街/スポーツ/人名を、102名の執筆者が解説する↓2022/01/07
てっしー
5
様々な著者・総勢102名の沖縄関連のエッセイを池澤サン視点で集めて事典にしちゃった本。寄せ集めゆえのエネルギーに満ち満ちてます。事典でも、ここまで血が通っていて地に根差していると読んでてワクワクするもんですな。2013/06/30
ラガパンキー
0
沢山のウチナーンチュが執筆した事典の形をしたエッセイ集。事典としてもエッセイ集としても沖縄好きには堪らない本です。沖縄が舞台の小説をよく読むので知らない言葉など調べるのに重宝してます。2016/05/30
松宇正一
0
★★★2014/04/07
Maumim
0
オキナワいきたい。特にこんな寒い冬の夜は。2012/12/12