新潮文庫<br> 五千回の生死 (改版)

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新潮文庫
五千回の生死 (改版)

  • 宮本 輝【著】
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  • 新潮社(2012/08発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 235p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101307084
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



宮本 輝[ミヤモト テル]
著・文・その他

内容説明

「一日に五千回ぐらい、死にとうなったり、生きとうなったりする」男との束の間の奇妙な友情(表題作)。トマトを欲しながら死んでいった労務者から預った、一通の手紙の行末(「トマトの話」)。癌と知りながら、毎夜寝る前に眉墨を塗る母親の矜持(「眉墨」)。他に「力」「紫頭巾」「バケツの底」等々、日々の現実の背後から、記憶の深みから、生命の糸を紡ぎだす、名手宮本輝の犀利な「九つの物語」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろくせい@やまもとかねよし

202
今を過去から捉えようとする9短編が収録。それぞれの過去はどう仕様もないこと。だが、善悪に関わらず今を支えると表現。「トマトの話」の過去はトマトに執着して病死した男性。「眉墨」は死を厭わない母親の生立ち、「力」は初めて登校した小学生の記憶、「五千回の生死」は高価なダンヒルライターの顛末、「アルコール兄弟」は同期の企業組合に入った理由、「復讐」は高校教師からの恥辱を愛おしんだ心情、「バケツの底」は精神を病んだ仕事、「紫頭巾」は北朝鮮帰還を決意した在日朝鮮人、「昆明・円通寺街」は幼なじみの吃音の知らぬ間の回復。2020/06/30

あつひめ

113
この年になったからわかることがたくさんある。わかりすぎるから死ぬことが怖いのかもしれない。生きたい・・・生きている方が辛いことがたくさんある。でも、死んだら辛くないのか?そんな自問自答を繰り返しながら今まできた。今回の短篇集は・・・自分の思いを重ねてしまって苦しくなることが多かった。でも、その苦しさこそが生きている証なのかもしれない。生きることは・・・日々を自らの心に刻みつけることかもしれない。それは痛みを伴うことであるかもしれない。2013/11/15

遥かなる想い

103
宮本輝の長編の質が落ちている中で、本短編集はよい。珠玉の短編集である。2010/05/09

じいじ

84
 人間の「生」への夢、力を9つの短篇に託した力作である。表題作は、人間は一文無しになったら、どう考えて、どんな行動をするのだろうか・・・。無一文の主人公は、大阪堺から市内の福島まで徒歩で帰ることになる。途中、「俺は、一日に五千回ぐらい、死にとうなる・・」という奇っ怪な男に遭遇する話。私は「眉墨」が好きだ。慰労で連れて行った70歳の母親が、滞在先の軽井沢で腹痛を起こす。検査で癌と判明。それでも泰然自若とした母親の凛々しさ。「生きるもよし、死ぬもよし」のひと言は物悲しくて重い。奥深い読み応えある宮本小説です。2015/11/04

Shoji

77
良書だと思います。地味ですが噛めば噛むほど味の出るスルメのような物語です。物語には切なさや懐かしさが満ち溢れていました。何故だろう、物語の題材はかなり地味なのに。宮本輝さんの筆力の凄さなんだろうな。この本、短編集ですが、『力』、『トマトの話』、『眉墨』がとりわけ良かったです。2017/07/25

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