内容説明
「殺意は静かに舞い降りる、誰のもとにも」血族、恋人、隣人、あるいは“あなた”に。おぞましき現場でわらうその貌は、いったい誰の面なのか…。日常の中にぽっかりと口を開ける不条理。殺る側か、殺られる側か、自らが堕ちる煉獄は果たしてどちらの絶望か―。気付かぬうちに誰もが鬼と化す恐怖。日常を蝕む業。人間の奥深き本質に迫るノンフィクション集。好評シリーズ第四弾。
目次
第１部 見た貌が仮面を新たに振り返る（洗礼名「カタリナ」を持つ聖女、夢見た愛の報奨―神戸「風俗王」惨殺事件；墓場で嬲り殺された「十六歳少女」が甘受した青春―千葉「キャバクラ嬢」撲殺事件；二つの家族の団欒は「妊婦殺し」と自死で終わった―横浜「恋人一家」惨殺事件）
第２部 憎しみは愛と同じく満ちてゆく（詐欺師の手に絡め取られた「血族六人」殺意の鎖―北九州「監禁男女」連続殺人事件；「二人の御曹司」が情熱を傾けたそれぞれの未来―新城「資産家三代目」誘拐殺人事件；「立ち去り警官」は渦巻く怨嗟を目撃していた―神戸「大学院生」リンチ殺人事件）
第３部 そして、羅刹たちの乱舞は止まず（モテたい女の声音が騙る「陳腐な恋の物語」―和歌山「メル友」絞殺事件；「十八歳年下」女に嵌った男が見た奈落―板橋「精神科医」患者絞殺事件；反省し「シャバ」に戻った少年少女のそれから―名古屋「アベック」殺人事件）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
45
少年犯罪のその後の話がやるせなかった。2021/11/12
i-miya
29
2012.09.04（つづき）「新潮４５」編集部著。2012.08.28 母、小中は、おとなしくて、優しい子だった。 いじめられ、傷だらけで帰ってきたこともあった。 12歳、母のもとへ。 母は、１年前再婚、夫は身障者だった。 介護手伝い、結局県立大原高校入学。 不良少年の輪に。 パシリ。 盗難車で事故、少年院、友達かばい、結局少年院へ、友達かばい、こんなところに、だれも信用できない。 出所後、18歳、Ｈ11.10、結婚、鈴木美登里。 地味な子。 グループとの付き合い、切れたわけではない。 2012/09/04
i-miya
28
2012.08.24（つづき）「新潮４５」編集部著。2012.08.21 ◎ヒットマン。 11/3、関空。 睡眠薬、幸子の独断、警戒心を持たせたい。 自殺、10％生存可能性、３日間、蘇生。 転居させる田中。 裏金操作、懸念、田中。 子守り、オムツの取替えまで。 902室、決意。 ◎蠢きだした闇の勢力。 H15.06.26、初公判。 コラッ、ボケ！ 近寄り難い男、傍聴席から怒鳴る。 サバンナで親を失う子どもは、ハイエナの餌食に確実になる。 互いに一瞥もくれない。 2012/08/24
i-miya
23
2012.08.22（つづき）「新潮４５」編集部著。2012.08.21 中世に生きたシエナの聖カタリナ、キリストとの“神秘の結婚”をしたとされる処女性のシンボルの聖女。 クリスティ。 京都大学。 犯罪心理額博士号、カウンセラーのつもりが、外国語大学中退の結果。 ◎「オレの女になれ」。 H13.03.14、クリマジ。 上江が担当、新人研修。 源氏名、“いちご”。 こんなエエ企画書かける子、おったんか。 ８月、初○というのは、どや。 土下座。 2012/08/22
i-miya
22
2012.08.29（つづき）「新潮４５」編集部著。2012.08.28 （墓地殺戮、つづき） 結婚は、自動車のローンのための結婚。 千恵子、とやってないから、やらせろ、と21歳。 森千恵子（仮）＝裕子の友人。 ママは、途中で降りる。 二人っきりになる。 一方、共犯者４人、たまり場から墓場へ。 盗んだ車、黒のセドリック、午前２時、到着。 ３時、裕子ら到着。 トランクに回れ。 裕子、ドスン。 ヒロ、助けて。 頭蓋骨砕くハンマー。 ケーター、幼稚な偽装工作。 2012/08/29
