新潮文庫<br> きまぐれ遊歩道

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新潮文庫
きまぐれ遊歩道

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  • サイズ 文庫判/ページ数 246p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101098487
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

好奇心のおもむくまま奔放に広がる一話一話が、意外性に満ちた新発見をもたらす。「疑うことは美徳である」と考える著者の創作の秘密がかいま見えるカルチャーエッセイ集。

目次

1 人びと、雑学的な
2 生活、エピソード風の
3 回想、断片的な
4 金銭問題、たまには
5 世の中、あれこれ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

139
星さんの久しぶりのエッセイ集です。昔読んでいたはずの「波」に連載されていたのですね。忘れてしまっていました。内容的にはさまざまなこと書かれていて知らない人物のことなども結構楽しめました。星さんのあとがきにも書かれていますが「疑問提出や好奇心は大事だ」といわれていてまさにそのとおりといいたいくらいです。2016/07/12

Tetchy

37
一部に納得の行かない部分もあったが、それはエッセイでは目をつぶるのが約束か。2008/11/24

kei-zu

18
著者のエッセイは、小学生の頃から何度も何度も繰り返し読んだ。年少期に学んだクールな視点は、今でも私の構成要素の結構な割合を占める。 本書は、その刊行時期からあまり開くこともなかったので、再読はたぶん初めて。 執筆時期は、最晩年だが、それでも「歴史と人びと」など多方面に興味を示す著者の姿勢は心強い。一方で、「テディ・ベアと私」など、これまでの人生を振り返るような記述も多く、長く星ファンであった身としては、感慨深く思う。 改めて、この著者による文体の「言い回し」って、よいですね。2022/08/20

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

7
「勝手に星新一読み直し祭」第48弾。平成 7年 6月 1日  初版  読むセットであった。大先生のエッセイであった。ネタ帳みたいなメモ程度な物や調べたもの等があった。 2017/05/08

rokubrain

7
星さん最後のエッセイ集。ショートショートから彼の人間性を知ることは極めて難しいが、エッセイからは、人となりがすんなりと。 世の中の社会事象の真理を求め<時空を飛び超えて>あれやこれやと考えている。時に専門書や百科事典など総動員して。 とても泥臭い作業の積み重ねのようだ。実はこの思考活動が彼のショート作品の源泉だ。知恵の泉だ。(こんなおじさんが近くにいたらとても楽しい) ところが、そんな過程を経て紡ぎ出される1001の物語は、蒸留酒のように純度の高いスピリットだ。 ただ、打率は、4~5割くらいかな。。。2017/01/14

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