群像日本の作家<br> 中原中也

群像日本の作家
中原中也

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784095670157
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0393

出版社内容情報

揺籃…大岡昇平/中也における〈ダダ〉の視角…北川透/中原中也…吉田健一/二十七歳…坂口安吾/夭折を惜しむ…高村光太郎/他

30歳で夭折した詩人中原中也……傷ついた青春や生の倦怠をうたった、独得のリズムをもつ詩は、いまなお若い人びとの心をゆする。孤独の魂の真率な告白であるその作品と、小林秀雄や大岡昇平との交友で知られる青春像とを、さまざまな面からとらえた。中沢けいによる書下ろしエッセイをはじめ、小林・大岡のほか坂口安吾・河上徹太郎・高村光太郎らによる作品論や作家論・思い出などを収録。

内容説明

軍医の長男、「奇蹟の子」として期待されながら詩作に耽り中学を落第、17歳で女優志望の3歳年上の女性と同棲、親友小林秀雄との三角関係に傷つきながら、生の倦怠と不滅の青春讃歌を残し、30歳で夭折した天才詩人の真実。

目次

作家アルバム(中原中也アルバム)
書下ろしエッセイ(予感の悲しみ)
作家論(中原中也伝―揺籃;知れざる炎;言葉なき歌 ほか)
子を語る(私の上に降る雪は―長髪)
共同討議(恩寵の詩人 中原中也)
ひと(中原中也の思い出;27歳;私の接した中原中也 ほか)
文学紀行(中原中也文学紀行―故郷・山口)
文学散歩地図(山口)
さまざまの検証(〈名辞以前〉の世界への肉薄―私の中原中也;幻視的空間;恥の存在論 ほか)
生原稿で作品を読む(「幼なかりし日」;「三毛猫の主の歌へる」 ほか)
愛の記憶(中原中也との愛の宿命)
信仰について(中原中也との出合いと別れ ほか)
新しい照明(中原中也―その政治性;モノの否定 ほか)
死について(夭折を惜しむ;中原のこと ほか)
中原中也の詩
収録論文解説
中原中也年譜