小学館ライブラリー<br> 大系 日本の歴史〈13〉近代日本の出発

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大系 日本の歴史〈13〉近代日本の出発

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  • サイズ A6判/ページ数 457p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094610130
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

欧米をめざして富国強兵を急ぐ藩閥政府と、自由民権・国会開設運動から民党へつらなる在野勢力のせめぎあいを通して、近代国家日本の成長していく姿を描きます。

目次 明治時代の政治と知識人 維新の終幕 征韓論と不平士族/西南戦争/政治休戦の二年間 「国民」の形成 殖産興業政策の進展と挫折/愛国社と在地民権/国会開設請願運動 保守化・軍拡・デフレ 政府の保守化/明治一四年の政変/東アジア政策の展開 松方財政と激化民権 農民層の分解/激化事件/農民騒擾 立憲国家の誕生 「新日本」への期待/日本主義の台頭/憲法発布/条約改正の挫折 立憲政治の実験 最初の総選挙と官僚/教育勅語の発布/第一議会と第二議会/選挙干渉と自由党の転換/民党の変質 日清戦争と戦争経営 「対外硬」論の台頭/日清戦争と三国干渉/戦後経営と政党/政党内閣の誕生 日清戦後の社会 地租増徴案の成立/社会問題の登場/山県内閣の内政と外交 帝国主義日本への道 政友会内閣の崩壊/日英同盟と対露世論/日露戦争 桂園時代 多様化する政治と社会/第一次西園寺内閣の政策/第二次桂内閣の政策/明治末期の社会 明治から大正へ 明治の終焉/大正政変/憲政擁護運動 大正デモクラシーへの鼓動?おわりに?基本史料一覧 参考文献 年表 索引

内容説明

激化する自由民権運動、内閣誕生と国会開設、そして憲法の発布…。日清・日露の両戦争をへて近代化路線を突き進んだ明治の40年間は、対外的にも国内的にも多くの犠牲をしいた。

目次

明治時代の政治と知識人
維新の終幕
「国民」の形成
保守化・軍拡・デフレ
松方財政と激化民権
立憲国家の誕生
立憲政治の実験
日清戦争と戦後経営
日清戦後の社会
帝国主義日本への道
桂園時代
明治から大正へ
大正デモクラシーへの鼓動

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sine_wave

5
本書のはじめににあるように「本巻は明治十年(1877)の西南戦争にはじまり、大正三年(1914)の第一次世界大戦勃発の直前でおわる。この四十年間に、日本は欧米先進諸国を模範としながら近代資本主義国家として確立し、ついで同じく欧米諸国のあとを追って帝国主義国家の一員に成り上がった。」その間大久保利通の暗殺や幸徳秋水の急速な死刑執行等があり、旧時代の意識が抜けていない。しかしながら、今の日本の基礎を築いた功績は大きく、その努力は他の時代の人々より遥かに大きかったと思う。2020/12/26

あしお

2
ずっと中央公論の日本の歴史を読んできたが、ふらっと小学館に浮気してみた。西南戦争から大正の政変まで。なんというか、政党の名前が覚えきれんw。しかも、同じ政党でも短期間で結構主張が変わる。内閣と議会が別に作られているのが混乱の原因で、現代の議院内閣制の意義がよくわかる。あと制限選挙なので政党が結局、地主階級の利益しか代表しない事の重大さに気づかされる。天皇は明治時代にはかなりの指導力を発揮していた事を意外に感じた。2020/11/01

綾野理瀬(Ayano Lise)

1
明治から大正初期にかけての日本史通史。日本史を高校時代に勉強していなかったため、頑張って読破した。一番関心があったのは、当時の政治家たちの朝鮮蔑視。ひどい。時代の制約はあれど、今も「右翼」に受け継がれている見方である。私には受け付けない。また、明治天皇の存在感にも驚いた。次はいよいよ「二つの大戦」。なぜ日本が戦争に突き進んだか、学ぼう。2014/12/22

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