小学館ライブラリー<br> 維新前夜―スフィンクスと34人のサムライ

小学館ライブラリー
維新前夜―スフィンクスと34人のサムライ

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  • サイズ A6判/ページ数 372p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784094600186
  • NDC分類 916
  • Cコード C0323

出版社内容情報

1864年、明治維新のたった4年前、品川沖からパリへ向かった34人の若者たちがいた。上海で、セイロンで、エジプトで、そしてパリで、彼らは何を見、何を考え、何を持って帰ったのか。日本の夜明けを描いた力作。

■ 目次 ■ 第一章  「スフィンクス写真」の謎 第二章  元治元年二月二十八日カイロの朝 第三章  「洋銀の相場が下がると、大損をするのだ。わかるか?」 第四章  アメリカ公使館に勤めた三人の若きサムライ 第五章  上海「アスター・ハウス」のチョンキナ 第六章  独立国とは何か? 第七章  トルコ風呂と「民族独立」 第八章  巴黎斯サイトー・ケンの登場 第九章  「これが、製鉄というものだ」 第十章  パンタルーン穿きかえたサムライ 第十一章 祭りの後に 終章  百二十二年後「真珠湾攻撃」五十周年の夜

内容説明

スフィンクスの前にたたずむサムライたちの写真が発見された…。この幕末期に写された写真はいったい何を意味しているのだろうか?この書は、サムライたち1人1人を克明に追跡した迫真のドキュメントである。

目次

第1章 「スフィンクス写真」の謎
第2章 元治元年2月28日カイロの朝
第3章 「洋銀の相場が下がると、大損をするのだ。わかるか?」
第4章 アメリカ公使館に勤めた3人の若きサムライ
第5章 上海「アスター・ハウス」のチョンキナ
第6章 独立国とは何か?
第7章 トルコ風呂と「民族独立」
第8章 巴黎斯サイトー・ケンの登場
第9章 「これが、製鉄というものだ」
第10章 パンタルーンに穿きかえたサムライ
第11章 祭りのあとに
終章 122年後「真珠湾攻撃」50周年の夜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよこ

2
これ主人公は実質名倉だね。書き方もあるんだろうけど可愛いおじさんだなー。しかし出てくる人出てくる人幼い頃から神童と呼ばれた秀才で、後年の英傑ばかりなのが凄まじい。日本中からたった34人だけが選ばれたんだから当然っちゃ当然だけども。 ただ文が物語調なので、資料に基づいたある程度信頼できる事実を描いてるのか、著者の想像が多分に含まれてるのかよくわからない部分が多くてちょっと困惑した。2012/07/05

えすてい

0
幕末の元治元年、条約改定のためにパリに派遣された遣欧使節団一行の物語。途中、エジプトに立ち寄りスフィンクスの前で撮影。当時は現代の我々の想像以上に海外情勢は武士の間ではかなり知れ渡っていて、そして現地に行くことでより強く実感させられていたのだ。パリ在住の日本人(写真が残っている)の正体は、いったい何者なのだろう?使節の一人、三宅秀は帰国後医者になり、昭和初期まで生きていた。三宅家の蔵は関東大震災も空襲も逃れたため、多数の史料が残されたという。スフィンクスの写真はベアト撮影と言われている。

KAIRO

0
幕末にフランスに赴いた使節団の道中記。『異国迷路のクロワーゼ』に活写される巴里を、我が物顔で闊歩した個性豊かな侍たち。2011/08/08

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