小学館文庫
日本犬―血統を守るたたかい

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  • サイズ 文庫判/ページ数 541p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094183917
  • NDC分類 645.6
  • Cコード C0177

出版社内容情報

柴犬、秋田犬から甲斐犬、川上犬、北海道犬、四国犬、紀州犬まで、危機に瀕した日本犬を愛し、守る人がいる。

 ペットブームで犬を飼う人が増えているが、柴犬を除けば人気は日本犬よりも、チワワなど西洋犬に集中している。そんななかで、日本犬の血統を守り、育てていこうと熱心に活動している人々の姿をえがく。紹介する犬種は、柴犬、秋田犬、北海道犬、四国犬、紀州犬、甲斐犬、川上犬、土佐犬など。●文庫書き下ろし

内容説明

「日本犬は、日本人とともに何千年も日本の風土の中で生きてきた日本の文化遺産なのです」長年日本犬を飼いつづけ、本書にも登場する横浜・ズーラシアの増井光子園長は、日本犬について、このように語っている。だが、昭和以前は日本犬の価値を認める人々は少なく、洋犬との掛け合わせなどで雑種化が進み、絶滅していった犬種も少なくない。本書は柴犬、秋田犬、甲斐犬、川上犬から北海道犬、四国犬、紀州犬まで、日本犬を愛し、その血統を守ろうとする人々の姿を描く。原著に二〇〇枚の新原稿を加えた総集版。

目次

第1章 秋田犬
第2章 柴犬
第3章 甲斐犬
第4章 北海道犬
第5章 紀州犬
第6章 四国犬
第7章 ニッポンの犬

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

歩く男A Mr.WalkingMan

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最近は柴犬くらいしか近所で見られなくなった日本犬。各地にいた日本犬の多くが絶滅している中でこれを保存しようという試み。日本犬の魅力に取りつかれた人々の、作出、狩猟等を含む育成、品評会への尽力。それは尊いことなのかもしれない。しかし、作出のための度を過ぎた近親交配の記述を読むと、人の行動として、疑問を感じる。日本犬が消えていくのは日本人の過失だったのかもしれないが、無理に残そうとすることも、神の領域に踏み込む、我儘な自己満足ではないか。2014/01/11

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