出版社内容情報
自衛隊をより有効な「国民の軍隊」にするためには。
2000年9月に行われた東京都の防災訓練で、批判を受けながらも実力を発揮した自衛隊。しかし、手足を縛られたその防衛能力は欠陥だらけだ。防災訓練を指揮した元陸将である著者が自衛隊の問題点を明らかにする。せっかく税金で保持している自衛隊を、国民も隊員もより誇りを持てる有効な軍隊にしていくにはどうしたらよいのか。シビリアンコントロールの下で効率的な「国防軍」にするための改革案を示す。
内容説明
2000年9月に行われた東京都の防災訓練で、批判を受けながらも実力を発輝した自衛隊。しかし、手足を縛られたその防衛能力は欠陥だらけだ。防災訓練を指揮した元陸将である著者が自衛隊の問題点を明らかにする。せっかく税金で保持している自衛隊を、国民も隊員もより誇りを持てる有効な軍隊にしていくにはどうしたらよいのか。シビリアンコントロールの下で効率的な「国防軍」にするための改革案を示す。
目次
プロローグ 銀座に装甲車が走った日
第1章 東京都防災訓練(大規模動員の真相―ショーやイベントでは無意味だ;なぜ銀座に装甲車が走ったか?;有意義だった実動訓練 ほか)
第2章 自衛隊の実像(働き盛りの多い自衛隊;魅力ある職場としての自衛隊;自衛隊員の三つの宣誓 ほか)
第3章 戦闘集団・自衛隊の実力(戦力―世界的に質の高い兵士;階級社会―全員の序列が決まっている理由;戦う意志―米海兵隊の強さの源は信頼感 ほか)
第4章 自衛隊はこれからどこへ向かうべきか(これからの新しい戦略環境;不安定な隣国・中国;軍事力の四極化 ほか)
著者等紹介
志方俊之[シカタトシユキ]
1936年生まれ。防衛大学校卒業後、京都大学大学院博士課程修了。陸上自衛隊で防衛大学校幹事、北部方面総監などを歴任。現在は帝京大学教授、軍事アナリスト、東京都参与(防災対策)として活躍している
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