出版社内容情報
文学の森から妖怪たちが大挙してやってくる
3カ月連続刊行で贈る、全3巻の特選妖怪アンソロジー。神話・伝承・古典から、文豪の名作、現代人気作家の作品まで、日本文学に登場する物の怪たちが一堂に集結。各巻ごとに特集を設けるとともに、怪奇文学の第一線で活躍する作家陣の対談も配した充実の内容。1巻目の特集は「モノノケ大合戦」。覇権争い、恋の鞘当て、あるいは眷属の存亡をかけて、河童、妖狐、天狗らが合戦を繰り広げる特集5編のほか、バラエティ豊かな11編を収録。
内容説明
神話・伝承・古典から、文豪の名作、現代人気作家の作品まで、日本文学に登場した物の怪たちが一堂に会する「妖怪文芸」シリーズ第一弾。京極夏彦と編者が妖怪本の魅力を語り尽くす巻頭対談。続く大特集は「モノノケ大合戦」だ。覇権争い、恋の鞘当て、あるいは眷属の存亡をかけて、海坊主、河童、妖狐、天狗らが闘いの火花を散らす五編は読み応えたっぷり。さらには「文芸妖怪名鑑」と題して、バラエティ豊かな十一編を収録。川姫、小豆洗い、傘化け、ぬらりひょん、砂かけ婆にろくろ首、雪女、豆腐小僧まで。懐かしくも恐ろしい妖怪たちが、活字の海から躍り出る。
目次
対談 書物の海から妖怪世界へ(京極夏彦・東雅夫)
特集 モノノケ大合戦(月は沈みぬ―越国妖怪譚(南条範夫)
河童将軍(村上元三)
妖恋魔譚(藤原審爾)
狐の生肝(石川淳)
荒譚(稲垣足穂))
文芸妖怪名鑑(牛を殺すこと(入沢康夫)
川姫(土屋北彦)
小豆洗い(龍胆寺旻)
覚海上人天狗になる事(谷崎潤一郎)
ぬらりひょん(水木しげる)
からかさ神(小田仁二郎)
すなかけばば(別役実)
轆轤首(石川鴻斎/小倉斉訳)
雪女(今江祥智)
猩猩(野上豊一郎編)
豆腐小僧(京極夏彦))
著者等紹介
東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年神奈川県生まれ。早稲田大学卒。文芸評論家、アンソロジスト。妖怪専門誌『幽』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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