出版社内容情報
北朝鮮の知られざる「テロ支援」の実態。
二〇〇一年十二月、奄美大島沖。北朝鮮の工作船は、なぜこの時期にあの海域にいたのだろうか。それは、ビンラディンによる同時多発テロと決して無関係ではない──。 アメリカがテロ支援国家に指定している北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)だが、中東、アフリカ諸国への武器売却など、実際に「テロ支援」を行っている。アルカイーダのメンバーが北朝鮮で軍事訓練を行った形跡もある。 これまで明かされなかった事実を豊富な証言から構成し、金正日総書記が築いた軍事国家とビンラディンに象徴される「テロリズム」を結ぶ糸をたぐる。
内容説明
二〇〇一年十二月奄美大島沖。北朝鮮の工作船は、なぜこの時期にあの海域にいたのだろうか。それは、ビンラディンによる同時多発テロと決して無関係ではない―。アメリカがテロ支援国家に指定している北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)だが、中東、アフリカ諸国への武器売却など、実際に「テロ支援」を行なっている。アルカイーダのメンバーが北朝鮮で軍事訓練を行なった形跡もある。これまで明かされなかった事実を豊富な証言から構成し、金正日総書記が築いた軍事国家とビンラディンに象徴される「テロリズム」を結ぶ糸をたぐる。
目次
第1章 工作船沈没は小泉改革の成果
第2章 「イスラム戦争の時代」に取り残される北朝鮮
第3章 北朝鮮とオサマ・ビンラディンとを結ぶ「ルート」
第4章 「党優位」から「軍優位」へのクーデター
第5章 北朝鮮はなぜ「軍事国家」になったのか
第6章 「先軍政治」を支える軍組織とその人脈
著者等紹介
重村智計[シゲムラトシミツ]
1945年、中国・遼寧省丹東生まれ。早稲田大学法学部卒業。シェル石油勤務ののち、71年毎日新聞社に入社、ソウル特派員、ワシントン特派員、論説委員を経て2000年4月より拓殖大学国際開発学部教授
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