昭和の歴史 〈第9巻〉 講和から高度成長へ 柴垣和夫

昭和の歴史 〈第9巻〉 講和から高度成長へ 柴垣和夫

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  • サイズ 文庫判/ページ数 398p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784094011098
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0121

出版社内容情報

(柴垣和夫)

昭和27年の対日講和条約の締結につづく31年の国連加盟で、日本は国際社会への復帰を果たした。同じ31年『経済白書』は“もはや戦後ではない”と記し、神武景気を謳歌、家庭には三種の神器、電気洗濯機・電気冷蔵庫・TVが普及した。こうした経済的繁栄の反面、政治的対立は深まった。内灘・砂川などの反基地闘争、破防法・警職法をめぐる対立は、60年安保反対運動となって燃えあがった。

内容説明

昭和30年前後の国際社会への復帰と共に、日本は高度成長へのスタートを切った。“もはや戦後ではない”と『経済白書』がうたったのは昭和31年のことである。テレビ・電気洗濯機・電気冷蔵庫が三種の神器ともてはやされたのも、このころであった。テレビの普及、週刊誌時代の到来は、大衆文化社会をつくりあげた。一方、政治の世界では、自民党と社会党による55年体制が発足。日米安全保障条約改定に対する国民運動は高揚した…。

目次

新しい日本を選択するために―はじめに
サンフランシスコ体制の発足
対米従属下の経済復興
「五五年体制」の成立
国際社会への復帰
大衆運動と保守・革新の対立
高度成長のスタート
国民生活の変貌
文化と世相
1960年安保闘争
「経済大国」への道
参考文献
年表