出版社内容情報
混迷する政局とは裏腹に、さらに存在感を増す官僚組織。なかでも政財界にさえ多大な影響力を誇る、“省の中の省”大蔵省の権力の構造とは…。気鋭のジャーナリストが徹底取材で日本最高の組織に肉迫する。
◆目次◆◆◆ はじめに 第一章 最強組織を作り上げた男たち 大蔵省を揺さぶった五五体制の崩壊/日銀総裁人事をめぐる大蔵ファミリーの暗闇/消費引き上げを目論んだ「七月人事体制」/大蔵官僚はなぜ閨閥ネポティズムに走るのか/大蔵省の他省庁支配の恐るべき実態/組織改革を実現したスーパーエリートの誤算 第二章 金融支配のメカニズム 大銀行が大蔵省に送り込む007(MOF担)/第一勧銀&三和の巨大合併はなぜつぶれたか/損失補填事件を封印した官僚の御都合保身術 第三章 スーパーエリートたちの次なる野望 理財局に残るデノミ実施資料が生き返る日/「消費税10%」を企むスーパー次官の深謀/「税制改革」で見せつけた省益拡大の野心 第四章 軋み始めた「大蔵支配」 武村蔵相と斎藤次官の“手打ち”の中身/米財務省の発言で露呈した2人事の大欠陥/「イ・アイ・イ」スキャンダルで始まった大蔵省攻撃/大蔵解体を避ける鍵は規制緩和と行政改革 あとがき
内容説明
大蔵省の他省庁支配の恐るべき実態、損失補填事件を封印した官僚の御都合保身術、「消費税10%」を企むスーパー次官の深謀、米財務省の発言で露呈したNo.2人事の大欠陥、「イ・アイ・イ」スキャンダルで始まった大蔵省攻撃の真の狙い。
目次
第1章 最強組織を作り上げた男たち
第2章 金融支配のメカニズム
第3章 スーパーエリートたちの次なる野望
第4章 軋み始めた「大蔵支配」