民は愚かに保て―日本/官僚、大新聞の本音

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民は愚かに保て―日本/官僚、大新聞の本音

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093894319
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0030

出版社内容情報

著書『日本/権力構造の謎』で世界的に知られるジャーナリストが、日本の官僚制度の本質、大マスコミの果たす“半民主主義的役割”などの日本的システムを徹底分析。その問題点と改革案を提示する。

? CONTENTS? MAY?DEC.1992 1史上最悪の「言葉の日米戦争」/2「ガイジン・ハンドラー」と呼ばれる体制派知識人の犯罪/3日本の信頼性を損なう名のある人々の「無責任発言」/4統合ヨーロッパと日本に共通する「政治的無責任」/5冷戦体制崩壊で意味を失った「資本主義」の概念/6日本人の「自らを欺く能力」について/7軍事大国日本の「軍事アレルギー」/8日本中間層の「政治的無力」について/9「日本人でなければわかるはずがない」の不思議/10ブッシュVSクリントン、どちらが危険な大統領か/11外務省の「近視眼的楽観主義」について/12新聞が伝えない「平成不況」の真犯人/13大新聞は日本民主主義の最大の敵だ JAN.?JUN.1993 14日米関係を誤らせているライシャワー教授の亡霊/15クリントンに対抗して外務省高級官僚がやっていること/16「コンセンサス・デモクラシー」という嘘/17「家族的社会」という神話の崩壊/18誰が金丸信を創ったのか/19文部官僚の独裁から子供たちを救え/20日本の対米人脈ネットワークが朽ち果てる日/21日本を代表するのは一体誰なのか/22日本人はなぜ「自国の真実」を語らないのか/23日本の軍隊を統制するのは誰か/24「人権なき天皇家」を必要としている

内容説明

日本を牛耳る官僚制度の本質、大マスコミが果たしている反民主的な役割など、“日本的システム”を徹底分析。その問題点と改革案を提示する。

目次

史上最悪の「言葉の日米戦争」
「ガイジン・ハンドラー」と呼ばれる体制派知識人の犯罪
日本の信頼性を損なう名のある人々の「無責任発言」
冷戦体制崩壊で意味を失った「資本主義」の概念
外務省の「近視眼的楽観主義」について
大新聞は日本民主主義の最大の敵だ
日米関係を誤らせているライシャワー教授の亡霊
クリントンに対抗して外務省高級官僚がやっていること
日本の対米人脈ネットワークが朽ち果てる日
日本の軍隊を統制するのは誰か
警察の「トーキョー戒厳令」に怒れ
小沢一郎を醜聞で火だるまにしてはいけない
戦後日本が依存してきた「世界権力・アメリカ」の消滅
「対日勝利気分」にひたる欧米の過ち
クリントンはなぜ「対日幻想」を捨てたのか
「超権力集団」大蔵省は「亡国の関東軍」の再来である〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

isao_key

6
オランダ人ジャーナリストによる日本の政治論。出版は1994年6月で時期的には宮澤、細川、羽田内閣に当たる。元は雑誌「SAPIO」に連載されていたコラムで、日本の政治や官僚に対してかなり辛辣なコメントが多くある。日本はヨーロッパ、アメリカに比べ消費者よりも大規模製造業を優遇する社会になっている。バブル経済時の隆盛も市民が身銭を切って大企業を支援してきたからだとある。これは今も変っていないか。ただあとがきで日本人の礼儀正しさを賞賛している。それゆえに日本にはもっと立派な政治システムがふさわしいと述べている。2014/03/20

cronoq

3
細川連立政権時代、SAPIOに連載されていた読みきりコラムをまとめた一冊。全体としてまとまりのある議論が展開されているわけでは無く、また一つ一つのコラムは短め。少し、読んでいて退屈な部分もあった。ただ、「リビジョニスト」とはいったい何だったのか、本書から理解できたように思う。結局、今に至っても、多くの人はいまだに「リビジョン」などできていないし、ウォルフレンが主張する日本観を理解していた人は最初から理解していたのかもしれない。2011/12/10

mikuriya

0
ちょっと古かったが、いまだ日本は旧来の腐敗構造を脱しきれていないと再確認するにはよかったかな2017/12/07

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