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和食と日本文化―日本料理の社会史

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784093876094
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「和食とはなにか?」を歴史的に考察する

 食文化は、伝統と変革の上に絶えざる発展を遂げてきた。この両者のバランスが、食生活のみならず、それぞれの社会の文化を規定している。食文化は、一国の問題に止まらない。周辺の国々との関わりのなかで歴史的に考えなければならない。本書では先史時代から現代まで、どのように食文化が築かれ、そしてどのように変容してきたのかを、“和食”というキーワードを手がかりに考察し、いかにして現在の私たちの食生活が成立してきたのかを検証する。歴史学者として幅広い生活文化に関する学識をもとに「食」に関する論考を発表してきた著者の、「和食」に関する総決算であり、日本の食文化の教科書となる1冊である。

内容説明

「和食とは何か?」私たちは、何を、どのように食べてきたのか。先史時代から現代まで「日本料理」の歴史をたどる。

目次

序章 和食とは何か
第1章 日本料理の前史と文化―先史時代の食文化
第2章 古代国家と食事体系―日本料理の源流
第3章 中世料理文化の形成と展開―大饗、精進、本膳そして懐石
第4章 近世における料理文化の爛熟―自由な料理と庶民の楽しみ
第5章 明治の開化と西洋料理―西洋料理の受容と変容
第6章 大正・昭和の市民社会と和食―日本料理の変容と展開
終章 和食からみた日本文化

著者等紹介

原田信男[ハラダノブオ]
国士舘大学21世紀アジア学部教授。1949年栃木県生まれ。1974年明治大学文学部卒業、1983年明治大学大学院博士後期課程退学、その後、角川文化振興財団角川日本地名大辞典編纂室勤務(非常勤)などを経て、1987年札幌大学女子短期大学部専任講師翌年同助教授、91年同教授、2002年から現職。主な役職、国立歴史民俗博物館・国立民族学博物館・国際日本文化研究センター共同研究員、ウィーン大学日本学研究所客員教授、国際日本文化研究センター客員教授、放送大学客員教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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