出版社内容情報
誕生から今日までの世界の映画と映像の歴史
リュミエール兄弟の“シネマトグラフ”から始まった動く映像は、その誕生から110年を迎えようとしている。現代の私達の生活はテレビなど様々な映像を抜きにしては考えられない。こうした今日の映像文化をつかむためには、映画史から説き起こす映像史が必要とされているが、その要望に答える本がない。世界の映画史をたどった膨大な翻訳書、個々の映画や監督について詳しく述べた本、映画作品のカタログなどは多いが、専門的すぎたり、断片的であったりする。本書はそうした点をふまえ、映画が生まれて以後今日の最新の映像の動向までを簡潔に述べた、1冊で映画映像史の流れをほぼつかむことができる本である。大学、専門学校などでの教科書としても最適の書。
内容説明
ますます多様化する映像メディア、氾濫するムーヴィング・イメージ―その現在に至るまでを由来から検証し、映像のもつ目にみえない“力”の秘密を解き明かす。
目次
第1章 それはエジソンとリュミエールから始まった
第2章 そしてハリウッドは誕生した
第3章 無声映画はきらめく
第4章 トーキーの時代が始まった
第5章 映画はリアリズムを指向した
第6章 新しい波がやってきた
第7章 ハリウッドは低迷し、ヨーロッパ映画は活気づく
第8章 映像的刺激はますます加速する
第9章 ヴィデオの時代を迎えて
第10章 将来の映画の可能性はどこに
著者等紹介
出口丈人[デグチタケヒト]
1949年生まれ。早稲田大学大学院研究科博士課程修了。映画学専攻。東京芸術大学、共立女子大学などで、映画史、映画論、作品分析などの授業を担当。日本映像学会理事、日本アニメーション学会会員
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感想・レビュー
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