下町ロケット〈2〉ガウディ計画

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下町ロケット〈2〉ガウディ計画

  • 池井戸 潤【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 小学館(2015/11発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 371p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093864299
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

直木賞受賞作に待望の続編登場!

その部品があるから救われる命がある。
ロケットから人体へ――。佃製作所の新たな挑戦!

ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。
量産を約束したはずの取引は試作品段階で打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。
そんな時、社長・佃航平の元にかつての部下から、ある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。しかし、実用化まで長い時間と多大なコストを要する医療機器の開発は、中小企業である佃製作所にとってあまりにもリスクが大きい。苦悩の末に佃が出した決断は・・・・・・。
医療界に蔓延る様々な問題点や、地位や名誉に群がる者たちの妨害が立ち塞がるなか、佃製作所の新たな挑戦が始まった。

日本中に夢と希望と勇気をもたらし、直木賞も受賞した前作から5年。
遂に待望の続編登場!


池井戸 潤[イケイド ジュン]
著・文・その他

内容説明

ロケットから人体へ―佃製作所の新たな挑戦!前作から5年。ふたたび日本に夢と希望と勇気をもたらすエンターテインメント長編!!

著者等紹介

池井戸潤[イケイドジュン]
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。1998年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞、2011年『下町ロケット』で第145回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

1086
TVドラマの前に読むか迷っていましたが、図書館の予約が回って来たので、今の段階で読みました。前作に比べるとドラマを意識してか、勧善懲悪の傾向が強まって少し物語に深みがない気がします。そうは言っても、ドラマのイメージ・キャラクターで、気持ち良く一気読みしました。ガウディ計画は駄洒落から来ていたんですネ!【桜田社長⇒サクラダファミリア⇒ガウディ】2015/11/26

サム・ミイラ

1007
またもやしてやられました。こうなることは分かっていたのに。前半は嫌な奴等が跳梁跋扈。耐え難きを耐えて後半からは怒濤の一気読み!パターンも前作と同じなのにどうしてこうもうまく話を作れるのでしょう。やはり命をテーマにした作品だけに引き込む力も大きかったように思います。種子島の発射場と手術室の違いはあれどこの感動は同じもの。今回は下請けに足を掬われる大企業や医学会の権力争いがリアルで、悪い奴等も自分を取り戻すくだりは池井戸潤会心のヒットだと思います。佃社長!前回の失敗をしっかり活かしましたね。お見事でした(笑)2016/05/27

またおやぢ

803
深遠の宇宙に挑んだ次は、人体の宇宙に挑戦する佃製作所の面々。「勧善懲悪」「判官贔屓」「一念通天」など、日本人が悦びそうなエピソードでガチガチに固められたストーリ展開は、著者の十八番とするところのマンネリズムの極致...ではあるが、妙にバチコンと心に刺さってしまうのは、心の奥底では「仲間と何かを成し遂げたい」という想いを、小生も持っているからに違いない。テレビドラマの後半として放送された話だが、内容は見事なまでに原作どおり...むしろ脚本先にありきだったのかしらん?と下衆の勘ぐりを働かせてしまうそんな一冊。2016/03/15

抹茶モナカ

795
ロケットから人体へ。佃製作所という中小企業の夢と戦いを描く。池井戸さんの作品の中では、群像劇的なのが珍しい。勧善懲悪なので、気分転換に良い。ただ、抜群の安定感だけど、胸に迫るものが少ない感じもなくはない。中里が佃製作所に戻らないのは、良かった。2015/11/28

遥かなる想い

786
阿部寛主演のドラマ化に伴い読了。 ロケットから人体へ.. 今回の舞台は医療界だけに、白い巨塔の イメージと重なり 面白かった。 それにしても池井戸潤の文体は読みやすい。 プロットも定番だが、一気に読ませる展開力で 安定さを感じる..佃品質 佃プライド..読むと 元気が出るお話だった。2016/02/21

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