出版社内容情報
子どもから大人まで楽しめる英国生まれのファンタジーミステリー第9弾
バンパニーズ大王を、バンパイアの追討隊が倒さなければ、バンパイア一族は滅び、闇の世界を支配するのはバンパニーズとなる――。ミスター・タイニーの予言のもと、主人公ダレンたちはバンパニーズ大王を追う旅に出た。そして、師であるクレプスリーの故郷の街で、かつての親友スティーブが仕掛けた巧妙なワナにはまります。バンパニーズが作った地下水路の舞台で、手に汗をにぎる戦いがくりひろげられます。待ちうけるものは、誰もが予想もできぬ、恐ろしい結末だったのです。 累計300万部の人気シリーズ、前半のクライマックスがこの巻です。
ダレン・シャン[ダレンシャン]
著・文・その他
橋本 恵[ハシモト メグミ]
翻訳
内容説明
ダレンたちに「運命の時」がいやおうなく迫っていた。バンパニーズとバンペットが地下の迷路にときはなされ、血に飢えた猟犬と化して襲ってくる。はたしてダレンたちは、いままでで最大級の危機を脱することができるのか。
著者等紹介
橋本恵[ハシモトメグミ]
翻訳家。東京都生まれ。東京大学教養学部卒。大手都市銀行に勤務ののち、翻訳業に専念する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あむ
21
漫画で事前に読んでいたので、流れは分かっていました。それゆえに、もどかしくて、じれったい気持ちが止まりませんでした。スティーブがクレプスリーの巻き添えにされそうになったときのガネンの焦り具合。殺せるチャンスはいつでもあったのに…しかしもう後の祭り。ダレン達は貴重な友兼戦力を失って大王に挑むことになります。世界がどれほど残酷なのだろう。2013/12/29
Yuna Ioki☆
20
え〜〜〜、なんなの??助かるかに見えてそうは問屋が卸さない。。。。大人向けの小説ならまだしも児童書でこんなに残酷なエンディングはないでしょ^_^;ヴァンパニーズ大王は思ってた通りの人でした。1巻の頭からからこの筋書きを考えてここまで書いたのかな。。。返す返すもクレプスリーは残念な結果になってしまった。2013/10/20
くろり - しろくろりちよ
15
※ネタバレ注意※スティーブの裏切りの後、警察に追われる身となったダレンたち。しかし警察の内部にもバンパラーズが。縁あって一緒に戦うこととなったアリス警部、デビーとともにダレンたちは地下水路の決闘に向かう。そこで待っていたのは、偽物のバンパーニーズ大王と…いつの間にかダレンが父親のように慕っていたクレプスリーの死。ここでクレプスリーが脱落とは…。ダレン・シャンの世界は残酷で容赦がないけれど、ここまで徹底していたことに少なからずショックを受ける。そして真のバンパニーズ大王の正体は、予想通り。クレプスリー亡き後2012/08/14
ふろんた
13
クレプスリーがこのような形で去るなんて容赦ないストーリーだな。焦っててやばい予感はしてたけど。2014/11/27
なしかれー
12
シリーズ9作目。ついに、バンパニーズ大王と対決してひとまず一区切り。スティーブの悪役っぷりが素晴らしい。ダレンは精神的にもかなり厳しそうだけれど、きっとここからが見せ場なのだろうから、耐えて格好良く成長していって欲しい。2014/07/15