出版社内容情報
英国科学界きっての鼻つまみものにして天才動物学者が、生きた恐竜の捕獲に南米ギアナ高原にわけ入った。そして遭遇したものは…。1912年に発表されたSF小説の名作。ジュラシック・パークの原型がここにある。
「ジュラ紀に属する生物が今も存在するという私の学説にご異議のある方は、どうぞ私とともに未知の世界を調査していただきたい。」イギリス科学界きっての乱暴者にして天才動物学者、チャレンジャー教授。全ヨーロッパの科学者を向こうにまわして、生きた恐竜の存在を証明するために、彼は南米ギアナ高地にわけ入った。急流をカヌーでさかのぼり、膝までもぐる沼地を渡り、密林の果てに発見したのは、数百メートルの垂直な絶壁で外界から完全に隔絶された巨大な台地。その台地の上で彼らが遭遇したものは…。「燃えている木が、怪物の顔へまともに突きつけられた。一瞬、巨大なカエルのような面構えが浮かび上がった。いぼだらけで鱗に覆われた皮膚が目に入り、だらりと開いた口からは生血がしたたっていた。次の瞬間、茂みに大きな音をたてて、この恐ろしい訪問者は姿を消した」 絶滅したはずの恐竜たちがうごめく失われた世界。台地からの脱出路を閉ざされた調査隊に、殺人鬼と化した猿人集団が襲いかかる。一九一二年に発表され、人跡未踏のギアナ高地を世界中に知らしめた、SF小説不朽の名作。 「ジュラシック・パーク」をはじめ恐竜SFの原型がここにある。
内容説明
アマゾン川奥地で発見された謎のスケッチブックに描かれていた、絶滅した古代生物。調査に赴いた探検隊は、恐竜たちのうごめく“失われた世界”でインディオと猿人の凄惨な戦いに巻き込まれる―。SF・冒険小説の原型となった、文豪ドイルの先駆的名作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
aoyami
三太郎
しゃお
さっちゃん