出版社内容情報
「究極の○○」という流行語まで作り出した『美味しんぼ』が、文庫で登場! 綿密な取材により、単なるグルメ物にとどまらず、現代の日本が抱える「食文化」の問題点を鋭くえぐる社会派コミックとしても注目される。
▼第1話/われても末に……▼第2話/タケノコ山作戦(前編・中編・後編)▼第3話/お弁当同盟(前編・後編)▼第4話/黒いマスコミ王(1?6)▼第5話/部長昇進!●主な登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部記者。ふだんはグータラだが、食に関する造詣が非常に深く「究極のメニュー」担当となる)、山岡ゆう子(旧姓・栗田。東西新聞文化部記者。山岡と共に「究極のメニュー」の担当)、海原雄山(厳格な会員制の超高級料亭「美食倶楽部」を主宰する希代の美食家で、陶芸・書道・文筆にも秀でた芸術家。実の息子・山岡とは激しく対立している。帝都新聞の企画「至高のメニュー」を監修)●あらすじ/谷村部長のもとに、小学校時代の同級生4人が会いにやって来た。久しぶりに京都で同窓会を開こうというのだ。せっかくだから当地でうまいものを食べたいと考えた部長は、山岡とゆう子に企画を頼むことに。だがその直後、大原社主に呼び出された山岡たちは、最近一向に進展しない「究極のメニュー」のことでどやされ、2週間以内に新メニューを提示しろと命令されてしまう。さらに、翌日には周大人からも相談を持ちかけられる。それはすっかりタレント化して、マスコミにその行動を叩かれている料理人で友人