ヤングサンデーコミックス クロサギ 〈２〉

黒丸/夏原武

小学館（2004/07発売）

• サイズ コミック判／ページ数 208p／高さ 18cm
• 商品コード 9784091531421
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

▼第11?13話／就職内定詐欺（前・中・後編）▼第14?18話／ベンチャー企業買収詐欺（I?V）▼第19?21話／家賃詐欺（前・中・後編）▼シロサギ・データ・ファイル●主な登場人物／黒崎（人を騙して金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的とする詐欺師。通称“クロサギ”）、桂木敏夫（詐欺師を裏で操る大物フィクサー。一方で、黒崎にシロサギの情報を売っているが…）●あらすじ／就職活動中のゆかりの友人が、就職コンサルタントを名乗る“シロサギ”に500万円を騙し取られてしまった!! しかも彼女は、便宜を図った見返りに肉体関係にも応じてしまい、警察への被害届も出しにくい状況。ゆかりは氷柱に、以前世話になった黒崎を紹介してくれと頼むが、検事志望の氷柱は「詐欺師のやってることを認めるわけにはいかない」と言い出して…（第11話）。●本巻の特徴／橋梁工事に絡み、10億円横領の疑惑をかけられた大手建設会社の次期社長。だが、真犯人は外注先の設計コンサルタント会社に潜り込み、1年間も有能な社員を演じていた“シロサギ”だった！ その男・白石が証券会社に転職したことを知った黒崎は、自らでっち上げたベンチャー企業の新株発行依頼を持ちかけ、10億円奪還を目指すが…（「ベンチャー企業買収詐欺」）。その他、全3編11話を収録。●その他の登場人物／吉川氷柱（政和大学法学部、検事志望の学生。友人が詐欺の被害に遭った際に黒崎と関わる。現在黒崎が大家を務めるアパートに住む）、神志名（上野東署・知能犯係警部補。研修中のキャリアであるにも関わらず、詐欺事件の捜査に乗り出す。黒崎を敵視している）、ゆかり（氷柱と同じ大学に通う友人。以前化粧品詐欺にあい、黒崎に被害金額を取り返してもらった）、白石陽一（大企業を専門に狙う変わり種の“シロサギ”）

黒丸［クロマル］
イラスト

夏原 武［ナツハラ タケシ］
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[K5_2]

顔見せっぽかった一巻と比べると、詐欺のスケールが大きくなってきた。白石もいいキャラですよね。でも白石ってどこか昭和のダークヒーローというか、大藪春彦臭がするんですが、21世紀型の繊細な黒崎と対置されていたのかな。

2020/06/29

[十六夜（いざよい）]

「就職内定詐欺」氷柱の友達のために黒崎が一肌脱ぐ。詐欺師だけどお金を取り返してくれた黒崎と何も出来なかった氷柱。「ベンチャー企業買収詐欺」白石初登場。まさか長い付き合いになるとはこの時点では予測付かず。「家賃詐欺」昔の友達であればこそ、余計に詐欺の片棒を担いでいるのが腹立たしかったんだろうに。それにしても自分の頭を使わない軽い友達だったな。

2017/03/31

[ひかる]

通常のパターンと異なる結末のベンチャー企業買収詐欺が特に印象に残っています。黒崎の友人が関わる詐欺の顛末も何とも切ないなあ。

2015/03/29

[elkcopoloc]

Kindle期間限定無料版。勉強にもなり面白い。

2015/03/18

[ひいろ]

警部補やりたい放題だな。

2015/03/17