少年サンデーコミックス きみのカケラ 〈５〉

高橋しん

小学館（2006/01発売）

• サイズ コミック判／ページ数 1冊／高さ 18cm
• 商品コード 9784091266156
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

高いカベに囲まれ、ただ雪に埋まって死んでしまうことを待っているそれだけの国。そんななかで、必死に輝きを見つけようとする少女・イコロと、記憶をなくした少年・シロの冒険物語。

▼第9～11章●主な登場人物／イコロ（王家の長女。一度も笑ったことがない表情の欠けた子＝「ヒトガタ」）、シロ（過去の記憶をなくし、自分の名前も思い出せない少年。髪の毛が“白い”ので、イコロに命名される。痛みを感じない体をもつ）●あらすじ／政族の集会で“ナマズ”からの映像にイコロたちが映し出され、集会場は騒然。イコロが話し始めようとしたとき、玉の命令でネットワークが遮断される。しかし、イコロはクロを解体してコンピュータに繋ぎ、ネットワークを復活させ、シロや弟・マタクのこと、さらに壁の外にも世界があるかもしれないことなどを話し始めた…（第9章）。●本巻の特徴／“ナマズ”で壁を越えようとしたイコロたちは壁から罰を受け、滅ぼされようとしていた。敵味方関係なく、そこにいる生存者すべてを命懸けで救おうとしたイコロは、ある決死の行動にでる！●その他の登場人物／ヨナ（レジスタンスの少女）、クロ（王家に代々伝わる愛玩人形。わりと皮肉屋）、エリザベス少佐（戦族の将軍の娘。イコロの持ち物である王族の“カケラ”［＝ペンダント］を伝説の「ヒトガタ」だと思い込んでいる）、玉（ぎょく。政族の議長。政族を未来へと導く予言者）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[YO-HEY＠紅蓮ロデオ]

…王女さんの強さに、めっちゃ泣けた！辛いぐらい痛い。

2010/10/28

[たまやん]

クジラで飛んでくと思えば出られないどころか呪い？罰？結局は穴の世界に押し込まれないといけない運命なの。イコロの真名が出て王女として民を守るのもうるさいぐらいに今まであったけどあの状況でも一人になるまで頑張れるってそうとう自覚ないと胸を張れないよね。生きてほしい

2014/02/19

[龍田]

王であった父のカケラを手にし、王女として皆を率いるイコロ。泣き虫の少女とはいえ威厳がある。

2013/09/26

[mond55]

王女が、おうじょとして、王女と呼ばれ、民に見つめられる、ただ、あきらめない、民のためしか見ない、そのひたむきで、自らを顧みない姿勢。 二つ目の脱出ポッドのハッチを閉じるシーン。奇跡は起きたのか？_φ(･_･

2013/09/28

[刃山ニコ]

イコロの頑張る姿に胸が震えた

2012/10/29