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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいとや
1
マイペースでうぶで繊細で、些か面倒臭いまほこが、バイト先の先輩波古田と付き合う事になってから、物語が動き出す。余白を充分に取り、スカスカにすら思わせる画面にスタイリッシュなカット割で浮遊する登場人物達は、さながらフランス映画のようである。まほこが波古田に感じるようになる執着は、当たり前の恋であり珍しいものでは全くないのだが、それがまほこの主眼というキャメラを通すと異世界の物語のように見える所が非常に巧み。出て来る奴出て来る奴恋愛脳に過ぎるやろ、とは思うが、それもまた「まほこの視界」なのだよね。2024/04/19
たこい☆きよし
1
『お天気といっしょ』で集英社での活動を始めた頃の連作短編集。人づきあいの苦手なタイプのまほこはバイト先のレコード屋の同僚の波古田青彦に突然告白されて「おつきあい」を始めるが、彼に心が惹かれるごとに、他の女性や友人のことが気になり始めたり、そういった人たちから何らかのアプローチを受けたりしつつ、静かな恋愛関係を深めていく。こうして手に取り直す順番は気まぐれだったけど、設定や展開にひとつ前に読んだ「微熱のような」との共通点が感じられ、作風の深化からたどり着いた裏返しの『MAHOKO』とも読めるかも。2022/06/26
秋
1
まほこみたいな女の子、いるようでいない。１話ごとに若干絵柄が変わっていて読んでいて楽しかった。2014/03/16
秋
0
読む度に好きになる。まほこの芯の通った凛としたスタイルに憧れるなあ。2014/11/14
秋
0
再読。私の中では一番お洒落で素敵なお話。2014/05/26
