出版社内容情報
検査は面倒でイヤだと感じることも多いが、病気になったり手遅れになるより、よほどいい。今の時代、検査で何が分かるか、どうしたら最少の検査で、自分の健康をキープできるか、分かり易く解説する。
鎌田 實[カマタミノル]
内容説明
忙しい、面倒くさい、痛い、結果が怖い、高い、信じられない。検査なんか、医者の僕も嫌いだ。とはいえ、検査の発達は、医療の進歩に役に立っている。元気で楽しく長生きするために、辛くない最小限の検査って何だろう。
目次
第1章 人はなぜ検査が嫌いなのか?
第2章 ややこしい!健診と検診
第3章 がん検診
第4章 脳・心臓ドックと脳卒中、認知症
第5章 血糖値と糖尿病
第6章 コレステロール値、中性脂肪値、肝機能
第7章 遺伝子検査・腸内細菌検査
第8章 一番良い検査は血圧と体重測定、プラス運動
第9章 検査がイヤなら、自分で健康を維持する覚悟を
著者等紹介
鎌田實[カマタミノル]
1948年、東京都に生まれる。1974年、東京医科歯科大学医学部卒業。1988年、諏訪中央病院院長に就任。2005年より、同病院名誉院長。2009年、ベスト・ファーザーイエローリボン賞受賞(学術・文化部門)。2011年、日本放送協会放送文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こうちゃ
18
☆4 忙しい、面倒くさい、痛い、結果が怖い、高い、信じられない。とはいえ、検査の発達は、医療の進歩に役に立っている。元気で楽しく長生きするために、辛くない最小限の検査って何だろう。検査なんか、医者の僕も嫌いだという鎌田さんが、病気や検査でどこまで何がわかるのかを、わかりやすく解説。”検査は、イヤでも役にたつ” どのタイミングでどんな検査を受けるべきか。一番イヤなのが検査結果が出るまでの不安な気持ち。2017/04/13
shimashimaon
2
重症化して高額な痛い検査を何度も受けるようになる前に、安価で楽な血液検査や血圧・体重測定によって生活習慣を見直して行動変容を起こしていこうよ、というメッセージ。『入門医療経済学』では、経済学的には医療は情報の非対称性が成立する言われるが、情報化社会になって患者も知識を増やしているという現実があると指摘されていた。しかし検査や処置の内容・効果の知識を増やすことよりも、「一番大切な検査は血圧と体重」と言う鎌田先生の指導を実践するために必要な知識(「まごわやさしい」など)の浸透の方がよほど大事だと思う。2017/07/23
マナティ51
1
検査が全然いらないとは言わないのね。さらりと必要最小限の検査をやりましょう。ってことね。2017/06/08