内容説明
『祇園の教訓』の著者が放つ、出逢いの不思議、人の縁。祇園甲部という特殊な環境と業の深さを合わせもつ人生だったから、稀有な人々との交流から学ぶ「課外授業」に恵まれた…。
目次
第1章 「90歳にして惑う」。名言を残された哲学者・谷川徹三さん
第2章 それぞれに哀しく美しいふたりの父との出逢いと別れ
第3章 厳しくやさしいふたりの母をもった奇遇
第4章 すべては「舞」の稽古から始まった
第5章 「茶道」から人生の教訓をいろいろ授かった
第6章 それぞれの美学が鮮烈。想い出深い4人の財界人
第7章 失語症と不眠症とハゲ。どうすればいい!?
第8章 結婚の条件は、3ヶ月後の離婚
第9章 もう死んでしまいたい。絶望の淵で出逢った山寺の和尚さん
第10章 絵の修復作業で見つけた至福の時間
著者等紹介
岩崎峰子[イワサキミネコ]
1949年、京都府生まれ。4歳のころから祇園甲部の芸妓置屋・岩崎に入り、5歳で、政子から峰子に改名。60年、岩崎の養女となる。65年、祇園甲部の舞妓に。66年から6年間、売り上げナンバーワンとなる。70年、襟替えをして、芸妓に。この間、サントリーやパルコのCMなどでも活躍。78年、芸妓を引退。日本画家の夫との結婚を機に、絵の修復作業に携わる
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感想・レビュー
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どあら
2
とても興味深いお話で、集中して読めました❢❢ 先日読んだコミックの原作??2014/01/06
YK
1
面白かった。
つだしょ
0
「(人生の)勝ち組」の定義は、一力亭で遊べるようになることである。2017/10/02
miou
0
興味はあるけど全く縁のない世界、祇園。お座敷で出会った各界の名士たちとのエピソードを興味深く、面白く読んだ。不景気と言われて久しい昨今、祇園はどのように変わってきているだろう。簡単に行ける場所ではないからこそ、想像が膨らみ興味が増す。非日常を垣間見させてもらった。2019/08/07