集英社文庫<br> 古城の迷路

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集英社文庫
古城の迷路

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  • サイズ 文庫判/ページ数 282p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784087603743
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ペストで両親を亡くした16歳の少年コリンは、途方にくれて修道士を訪ねる。彼の勧めで辿り着いた古城には、年老いた魔術師が住んでいた。魔術師は城の樫の扉を示し、あの向こうは迷路、そしてその先は闇の国だ、そこへ入っていき、無事生還することしかおまえの生きる道はないと告げた。コリンは思いきってその扉をくぐった…。「おばちゃま」シリーズで大人気のギルマンの新領域を示す傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブルーベリー※更新は控えめです

20
ファンタジー要素が強い。両親を失った主人公がガルト国に旅立つ。途中待ち受ける沢山の困難。学生の頃読んでいて大人になって再読したけど、コリンがまだ若いから思い切った決断や無鉄砲な事が出来た気がする。大人になったら失うことへの恐れや、制約が多すぎてガルトへ行く前に途中で諦めている気がする。時々、理屈っぽい所もあるけど主人公が目的を達成した時は感動した。2019/03/09

rokoroko

5
息子が主人公と同じ位のころ読んで、読ませた本。両親を亡くした男の子が辛く厳しい旅に出て色々な試練に会う。この本は作者のもう一つのお話に出てくる。今読むとどうしてこの本好きだったのかわからない。多分子育てやら夫婦関係やらの辛く厳しい時読んだからだったのかな。昔は一つ一つの言葉が身にしみた。今、私の旅が終わったらしく、(本当かな)「え~めんどくさいことしてるぅ」としか思えない。人生の迷路を抜き出たのか、はたまた冒険が怖くて、安易に迷路にとどまっているのか。私はどっちだろ2014/07/02

アヤネ

4
ペストで両親を亡くした16歳の少年コリンは、魔術師に導かれて古城の扉のなかに入っていく(Amazonより)。。。迷路の中には長い試練が待ち構えていて、耐え抜けばガルトという国へ行けるが、到達する者はほとんどいない。扉の番人や魔術師たちから「すべてを失うこと」「常に心に太陽を」「虹は創り上げるものではなく築きあげるもの」「人生は魔法と同じように予測のつかないもの」「満ちるためにはまず空にならなければ」「すべてを失うということの意味」などを身を持って経験し成長するコリンの物語。子供になったつもりで読んだ。2016/02/21

barcarola

3
あまり深く考えずに、いろいろな国を巡るファンタジー・アドベンチャーと割り切って楽しもう。2020/07/23

にびいろ

3
ハッとする言葉がいくつか出てきますが、特に「どのような気持ちで生きるかは自分が選ぶこと」色々な事に感情を乱されやすい、私には為になりました2013/12/06

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