集英社文庫<br> 諸葛孔明 - 泣いて馬謖を斬る

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集英社文庫
諸葛孔明 - 泣いて馬謖を斬る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784087497410
  • NDC分類 289
  • Cコード C0122

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

19
押さえぎみでありながらポイントをついているような書き方をしているため読みやすいです。孔明を神のようにしているわけでもなく、当時の情勢と合わせながら評価しているのでわかりやすかったです。本論ではないですが謎だった曹騰のことが少しわかったのが嬉しかったです。2021/12/08

ようはん

16
孔明の最大の強みはコミュ力の高さという意見は聞いた事あるけど、読んで見てエピソードを辿ってみても気難しい関羽をおだてる手紙を送る李厳を失脚させた後にその息子をフォローする等、細かい所での人間関係の調整能力が秀でて劉備とはまた違った人たらしであると感じる。2022/10/07

佳奈

2
人からもらった本で最初は難しいかなとも思ったけど、読みすすめると意外と理解できて、勉強になったことが多い一冊だった。2010/10/07

韓信

1
孔明の評伝。内容は若干古いが、林田先生なので文章は読みやすく、煽りすぎない程度にドラマチックな筆致で読み物として面白く読める。孔明を後漢末の清流派知識人の系譜に連ねて、漢王朝の復興のために身命を賭す行動原理や逸民的性格などを説明する点が特色。パトスの人として捉える劉備像もなかなか魅力的。劉璋の忠臣から蜀漢の司塩校尉として塩鉄政策を担う財務官僚へと転身する王連にフォーカスして、孔明の政策を解き明かす点も独特で面白かった。2019/04/01

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