内容説明
夏目漱石からしりあがり寿まで。筒井康隆からとり・みきまで。杉浦日向子の江戸の暗黒とタモリが作った白いページ。椎名誠の不思議な世界、山田正紀の不条理な空間、内田百〓のとぼけた味。古典、SF、漫画から奇妙な話、怖い話を集めた日本異端文学のクロニクル。名アンソロジスト・夢枕獏が精選した怪異と幻想の15編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
12
毎年暑くなると、このような本を夜に再読しています。少しは冷えるかと思うのですが。小泉八雲の「茶碗の中」、内田百閒の「件」、杉浦日向子の「百物語」など治ワーッという感じで後を引きます。また漱石の「夢十夜」もすべてが収められているので読みでがあります。2014/08/01
山下哲実
9
カルト的なストーリーでまとめられていて頭の中がウニになってしまいました。2013/11/28
リコ@りぃ
4
ずっと昔に読んだ夢枕獏の「柔らかい家」をもう一度読みたくて借りた本。椎名誠の「猫舐祭」も同じような読み味で、なんとも不気味で意味不明で良い。タモリの「ハナモゲラ語の思想」は予想外すぎてわろた。2020/01/23
栞
2
図書館本(文庫ではなくハードカバー/装丁・菊池千賀子)。既読作品も含め好きなのは「夢十夜/第三夜」「大きなかに」「昇り龍、参上」「かくれんぼをした夜」「柔らかい家」。「百物語」は文庫を所有済(ここに挙げてあるものよりも好きな話がたくさんある)2021/03/15
夏目
2
タモリさんそれは,ないよ 2011/12/19