出版社内容情報
“英国のEU離脱決定"と“トランプ当選"から「成功と成長を志向する資本主義経済の終焉」を考える橋本氏。“心のない論理"が蔓延する日本への処方箋は何か。問答形式で綴られる次世代へのメッセージ。
橋本 治[ハシモトオサム]
内容説明
“イギリスのEU離脱決定”と“ドナルド・トランプのアメリカ大統領選当選”を見て、成長と拡大を求め続ける資本主義経済の終焉を確信したという橋本治。資本主義の終わりとは何か?その後を我々はどう生きるべきなのか?「昭和の終わりと同時に日本経済は飽和した」「貿易なんて西洋人の陰謀に過ぎない」「国民はクビにできないので、企業経営感覚の政治家は容易に差別主義者になる」など、政治や経済といった枠を超えて次世代に語りかけるメッセージ。
目次
序章 イギリスのEU離脱を見ながら考えた
第1章 バブルになるとどうなるのか
第2章 「ヨーロッパ」という謎を解く
第3章 経済は飽和したら終わるものだ
第4章 バブルを経て「社会」が消えた
第5章 なにを言ってもムダな人たち
第6章 世界が終わった後に
終章 不思議な王子様のモノローグ―私は中学生のときにバブルを見た
著者等紹介
橋本治[ハシモトオサム]
1948年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、小説、評論、戯曲、エッセイと幅広く文筆活動を行う。『宗教なんかこわくない!』で新潮学芸賞、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』で小林秀雄賞、『蝶のゆくえ』で柴田錬三郎賞、『双調平家物語』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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