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集英社新書
サウジアラビア 中東の鍵を握る王国

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087202748
  • NDC分類 302.286
  • Cコード C0231

内容説明

王家の名を冠した世界で唯一の国サウジアラビア。イスラームの聖地があり、豊富な原油埋蔵量を持ち、ビン・ラディンの祖国であり、テロリストを多数輩出し、それでいてアメリアの同盟国でもある国とは、果たしてどんな国なのだろうか。サウジアラビアを理解するためには、この国を支配しているワッハーブ主義に目を向けなければならない。イスラームでも特に厳格なこの宗派のイデオロギーが、サウジアラビアの独自性を生み出している。アラブ世界に精通する専門家が、建国の歴史や現代サウジ社会の現実、アメリカなど西欧世界との関係、テロリズムとの関わりについて、明らかにする。

目次

第1章 “テロリスト”と“英雄”(イスラームのチェ・ゲバラ;ビン・ラディン計画の亀裂 ほか)
第2章 経典と剣の王国(一七四四年の建国協約;統一の偉業 ほか)
第3章 ワッハーブ主義―戦闘的イスラーム(長老アブデルアジズ・ビン・バーズによる世界;キリスト教徒とユダヤ教徒を憎む義務 ほか)
第4章 サウジアラビアとアメリカの決別(ウラマーが固執する署名する;サウジアラビア高官の困惑げな弁護 ほか)

著者等紹介

バスブース,アントワーヌ[バスブース,アントワーヌ][Basbous,Antoine]
政治学者。レバノンの大学で法学修士、パリ第二大学で政治学国家博士号を取得。レバノンでジャーナリスト、パリで海外特派員として活躍した後、1992年、パリにアラブ諸国に関するコンサルタントオフィスOPA(Observatoire des Pays Arabes)を開設、所長を務める。北アフリカ、中近東、湾岸諸国の専門家としてEUや仏企業に対するコンサルティングを行う

山本知子[ヤマモトトモコ]
仏語翻訳家。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。東京大学新聞研究所研究課程修了
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kei

11
この本だけを読んでサウジアラビアの事を理解するのはとても難しいと思う。よくわからないカタカナ語がたくさん並び、全然頭に入ってこない状態。改めて中東の勉強の難しさを感じる。2016/07/05

boya

1
最も厳格で、また排他的といわれるワッハーブ派の成立から、現代におけるサウジアラビアの国際政情までを詳述している。なぜイスラーム原理主義者は異教者を頑に駆逐しようとするのか。同国の歴史的事実から、911を初めとしたテロル、そしてそれを称賛するに至る論理と傍証。 ※読書中の覚えが悪いため、文中の既出用語をフィードバックできるよう簡単な用語集を作りました。よければご利用ください。 http://goo.gl/HT1pE (Google Docs)2011/01/22

Zaid

0
この本を読んだ印象と、実際にサウジで生活してみた印象はまるっきり違った。やはり外から分かることには限界があるなと思う。

エリカ

0
読みにくい2013/06/11

ispanoman

0
著者アントワーヌ氏はレバノンの大学出身。日本のマスコミでは報じていないサウジアラビア情勢がここでは明らかになっている。そして、世界情勢の見方もこれで変わってくる。2013/05/24

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