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集英社新書
「中国人」という生き方―ことばにみる日中文化比較

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  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087200836
  • NDC分類 361.42
  • Cコード C0287

内容説明

二千年来、中国は日本の文化のお手本だった。漢字をはじめとして中国の影響は大きい。でも、だからといってそのメンタリティは日中同じとは限らない。日本人におなじみの孔子様の礼節も、毛沢東の革命思想も、多くの中国大衆からはもっとも遠いのが実情だ。徹底した個人主義のくせに、一度「身内」となったら死ぬまで仲間とみなす、東アジアのしたたかな「ラテン系」民族、それが一二億の普通の中国人のありのままの姿なのだ。中国人を妻とした著者が、一六のことばを通じて、日本人と中国人の生活意識を考える、オモシロ比較文化論。

目次

序章 中国、中国人、そして中国語
第1章 綱わたりの人生―中国人の平衡感覚(六四以後;学以致用;不偏不倚 ほか)
第2章 東アジアのラテン系―中国人の熱き血潮(満腔熱血;不平則鳴;誓不甘休 ほか)
第3章 独立自尊か、唯我独尊か?―中国人の個人主義(大歩流星;我行我素;大理人情 ほか)

著者等紹介

田島英一[タジマエイイチ]
1962年東京生まれ。慶応義塾大学総合政策学部助教授。1981年慶応義塾大学文学部入学、中国語と出会う。大学ではチベット語、大学院では言語学と中国語文法の研究に従事。中国には、上海を中心に約3年間滞在。ここ数年は研究領域を中国の民主化、人権問題にも拡大。著書(いずれも共著)に『江沢民・朱鎔基の語る21世紀の中国』(白帝社)『インテンシブ中国語』(東方書店)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

めめめ

1
中国人に対する漠然としたイメージの裏付けや、日本人には理解しがたい行為において彼らがどういう信念で行動しているのかを噛み砕いて説明してくれる本でした。強烈なお隣さんとつき合っていく上で、読んでおくと印象の受け方が変わりそう。課題でやむを得ず読んだのですが、面白かったです(^^)/2012/07/18

うい子

1
徹底した個人主義なのに、一度身内と認識されれば、死ぬまで仲間とみなす等、中国人の様々な性質を歴史やことわざと絡めながら綴っている。多少なりとも歴史に興味関心が無ければ、途中で退屈してしまうかもしれないが、作者独自のオモシロエピソードがタイミングよく入っているので、最後まで苦しむことなく読めた。中国には、死後の世界というものは存在せず、自分で自分を演じて生きる、という文章がとても印象的だった。ちょっと格好いいかも。2010/06/20

nako*beary

0
近くて遠い。「アジア」とひとくくりにできない違い。あー、中国いきたい!海外いきたい!最近比較文化の本をよく読んでるせいか海外熱高まり中。2014/12/24

ユウティ

0
あぁまた貸出期限切れ。とても面白かったので、また借りて最後まで読みたい。2014/12/15

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