集英社新書<br> 「情報人」のすすめ―IT時代を生きるメディオロジー

集英社新書
「情報人」のすすめ―IT時代を生きるメディオロジー

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  • サイズ 新書判/ページ数 235p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087200812
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0204

内容説明

IT革命やら、デジタル・デバイドやら、わけのわからぬ新語が飛び交って、21世紀の「情報」の森の中で、迷子になった気分の人も多いはずだ。たしかに、現代は「情報の黒船」がやってきた新時代の幕開けだ。しかし「情報」というのは、本来ただの道具のひとつにすぎない。道具だから、使い方がある。つまり情報を正しく使って、賢いつきあい方をすれば「情報なんてこわくない」のである。そして、情報と社会の関わりを正しく理解するための「メディオロジー」を身につけた「情報人」をめざそう。本書はIT時代を積極的に生きぬくすべを提示している。

目次

第1章 安全神話の崩壊―ITという黒船
第2章 新しいメディア文化を作る
第3章 メディアが演出する「戦争と平和」
第4章 メディアの社会進化論
第5章 「失われた一〇年」を解読する
第6章 二十一世紀ジャーナリズムの可能性

著者等紹介

柴山哲也[シバヤマテツヤ]
1970年に朝日新聞記者になり、主に文化関連の記事執筆のために世界各地を取材。1994年に退職し、ハワイのシンクタンク東西センターやハワイ大学の客員研究員となる。帰国後国際日本文化研究センター客員教官、京都大学非常勤講師を歴任し、現在京都女子大学教授。著書に『日本型メディア・システムの崩壊』『ヘミングウェイはなぜ死んだか』『キリマンジャロの豹が目覚める』等。専門は情報文明論、メディア産業論
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

106
ジャーナリストである著者が、失われた10年という節目に今後IT時代ということで政府が力を入れていて、ということで何か最近の状況と似ているなと思いつつ読み返してみました。最近も日本再興戦略といって、その中ではITにかなり力を入れている様子が見受けられます。この本では単にそれをうのみにするのではなくよく自分で今後のことを考えていく必要があることを説いています。2016/02/15

佐島楓

27
2001年初版。ITメディアをうまく使いこなせる日本になれるかどうか、考察している。インターネットに接続するコストはどんどん安くなってきているし、ITは私たちの生活に密着するものとなった。ただメディアの負の側面も顕在化してきている。使用する人間が欲望をコントロールできるかどうか。人間自体はそう変わらないのだから、そのあたりが肝なのだと思う。2014/10/22

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