集英社新書<br> 女性はどう学んできたか―卑弥呼から江戸庶民の女まで

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集英社新書
女性はどう学んできたか―卑弥呼から江戸庶民の女まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087200065
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C0221

内容説明

女性が学ぶことは、現在では珍しくもなく当たり前。日本の教育制度がととのって、子供たちすべてに「教育を受ける権利」が保障されてから、わずか五十年余。しかし三世紀半ば頃、日本独自の文字のなかった時代、邪馬台国の女王・卑弥呼は、民衆の上に君臨し、なんと隣国・魏の言葉に堪能だったらしいのです。聖武天皇の皇后・光明子は、中国の女傑・則天武后の著した「維城典訓」を、紫式部は漢籍を読んでいたのです。…歴史小説家が自由自在に想像力を駆使し、リズミカルな文章で綴る女性と学問の通史。

目次

第1章 女王ヒミコは、外国語がペラペラだった?嘘ォ、信じられないわ。
第2章 女帝は飛鳥・奈良朝の専売にあらず。江戸時代にもいましたよ。
第3章 いよいよ花ひらいた女帝の世紀。そしてその、明と暗。
第4章 時代の生証人ケヤキの厨子。しかし彼は黙して語らず。
第5章 猛勉強した光明皇后。その師はなんと、則天武后!
第6章 漢詩が得意な内親王、坊さんキラーの皇太后など、世はさまざま。
第7章 女がひっぱる女の足。本箱は壁に向けて置くのが安全よ。
第8章 娘に着せる正月小袖、生首一つで買えるかなあ。
第9章 女の子の教育はおッ母さんの受け持ち。子供は遊ぶひまもない。