コバルト文庫<br> 炎の蜃気楼(ミラージュ)〈3〉硝子の子守歌

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コバルト文庫
炎の蜃気楼(ミラージュ)〈3〉硝子の子守歌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 241p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784086115421
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

仙台市で、建築物が一瞬のうちに倒壊する事件が続発。直江の連絡で、高耶と綾子が調査に向かうことになった。仙台では活発化する最上義光軍の怨霊に対抗するため、伊達政宗が復活。激しい〈闇戦国〉を繰りひろげていた。政宗と同盟を結ぼうとする高坂弾正、事件のかげに見え隠れする狐の霊を操る女…。そして巨大な陰謀が渦巻く仙台で、高耶は自分を捨てて出ていった母・佐和子と出会った。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

またたび

21
三十年前の直江の失態は衝撃で引いてしまったが、それでも自分のしてしまったことに苦しみぐるぐるする姿は嫌いにはなれないな〜。仰木高耶と影虎…。高耶が苦しむ姿も切ない。2014/06/13

みや

20
仙台編前編。この辺りの歴史は詳しくないのだが、全く問題ない。現代の政治家を憑坐としたことから遷都や天下人の野望に繋がっていく流れは特に面白かった。戦国が面白いから闇戦国も面白いし、戦国武将が魅力的だから登場人物にも魅力がある。メインキャラが各地にばらけてしまったので出番が少ない人もいたけれど使い捨て感は無くて、だんだんと世界観が色濃くなっていく。換生者が抱く家族への思いなど、繊細な場面も良かった。直江さんの過去が若干明かされ、なかなかのクズぶりに慄く(喜ぶ)。まだまだ闇は深そう。やっぱり千秋くんが好き。2018/05/26

カキ@persicape

15
森蘭丸出てきたし何といっても伊達政宗と片倉小十郎!!こないだ仙台に史跡巡りに行ってきたのでタイムリー。高耶は小十郎をみて直江の自分に対する眼差しを連想するが、きっと直江が小十郎をみたら戻らないあの日々を思い出すのかしら?個人的に人間の汚い部分がないお綺麗な物語は好かん。そんなの嘘っぱちで偽善だとひねくれた自分がいる。そんなスレた読書スタンスなので直江さんがやっちまった結構酷そうなことをチラ見してキュン↑っとぞわぞわ色めく私(*´◒`*)評価は地に落ちるか天上に舞うか?納得する理由づけに期待して待つわ。2017/11/19

枯伍

13
高耶、綾子と仙台へ。この話は親に見捨てられた息子3人の話でもあるんだな。伊達、最上、そして仰木家。今度こそ認められたいとあがく最上義康が切ない。高耶はハリネズミのようだねぃ… 譲がいないとダメだな。政宗との会見はいいかんじだったけど。直江は偵察先で拉致監禁。高坂暗躍しまくり。30年前の出来事はだいたい提示されたか。仙台篇後編に続く。2018/01/02

フキノトウ

8
続きがとても気になります! 2013/12/23

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