内容説明
かつては、物の怪憑きの姫なんていわれてた瑠璃姫も、おさななじみのエリート公達、高彬と結ばれ、今や右大臣家の北の方としてしっかり新妻している。これでやっと落ち着きある女に、と思いきや―母君は、新婚早々高彬が浮気してるなんて言うし、あたしはあたしで2度と会えないと思っていた峯男と、意外なところで再会するし―。ほんにまあ、人妻瑠璃の心は、揺れ動いているのでございます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
39
「なんて素敵にジャパネスク」第三巻。人妻編ですよ、人妻編(o^O^o)。瑠璃姫がどんな人妻になるのか楽しみに読みました。「なんジャパ」に出会ったのが大学生の頃、そしてこの人妻編を読んだ時は私も人妻でした(^○^)。次巻が一番のお気に入りの巻です、不穏な空気(?)を纏いつつ次巻へGO!です。2024/01/21
万葉語り
37
シリーズ5作目。晴れて高彬と結婚した瑠璃姫が割とおとなしくしている一冊。高彬のお見舞いに行くところが蜻蛉日記を下敷きにしているとは驚いた。蜻蛉日記も読んでみたいと思った。2018-152018/01/23
キラ@道北民
33
シリーズ第5弾!読む順序を間違えました。あとがきじゃなくて、これまでのお話として最初に書いておいてよー💦はてさて、やっと高彬と結ばれた人妻編。全てを受け入れてもらえるパートナーがいると、ここまで満たされるものか・・・オバサンになって読むと、当時まだ独身の作者の願望ダダ漏れのような・・・とても楽しませてもらいました。すっかり忘れていて、帥の宮の存在が気になりますが、飛ばした第3、4弾に戻ります。2019/11/25
Norico
19
人妻になった瑠璃さんだけど、やっぱり色んな事件が起きるなぁ。熀姫も頑張るし、今後はいよいよ帥の宮登場で楽しみ2020/01/03
bluemint
16
煌姫の狙いは何なのか、まだはっきりしないだけに不気味だ。夫の実家に瑠璃姫が忍び込む以外は得意の大暴れはなく、考え方も落ち着いてきている。高彬の活躍もほとんどなくかわいそう。次巻が「不倫編」なので、新人女房に手を出しているアイツが絡んでくるのかな。2022/06/15