内容説明
克也とともに滝岡城址の調査に訪れた誠志郎は、出土品のなかにあった櫛に悪寒を感じ、白装束をまとう首のない女の霊をみた。その後、彼らは落城の日に血で真っ赤に染まったという滝へとむかう。そこは十分に供養が成されているらしく、白木蓮の美しい清浄な場所だった。だが、誠志郎が供養のための石碑を誤って倒してしまうと、辺りの気配は一変し、どこからか落武者の怨霊が現れて…。
著者等紹介
瀬川貴次[セガワタカツグ]
1964年7月25日生まれ。ノベル大賞の最終候補に残ったのがきっかけで、スーパーファンタジー文庫よりデビュー。現在、コバルト文庫で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
29
ヤミブンの一員として働くことになった誠志郎はうっかり寝坊してしまい、苦手な克也と共に滝岡城址に行くことになり・・。「血ぬられた城、予感、午前0時の追跡、西洋骨董品店、人形たちの宴」全5話。シリーズ第4弾。誠志郎を付け狙う組織が何者なのか、おぼろげながら明らかにされました。そして新たな火種の発生で、ますます戦況は厳しくなりそうです。誠志郎のガキっぽい腹いせにはちょっとイライラしました。★★★2012/10/07
フキノトウ
8
前巻が、図書館に無くてこの巻を読みました。相変わらずアリと、誠志郎の仲は相変わらずでとっても面白かったです^^2014/04/20
ナツ
3
前巻から次巻へのつなぎって感じ~。人形ってホント怨念がこもってそうで苦手。それにしても安芸くん…霊を寄せ付ける体質と言うよりも誠志郎のとばっちりを受けてるだけって気がするのは私だけかしらねぇ(苦笑)2010/11/24
ひつじ
2
読みながらだんだん思い出しています。この巻はアリと誠志郎好きな私にはおいしい巻でした^^2013/05/22
きあ
2
アリ が 好き だ 。