内容説明
ミズベのリダーロイス王に招かれ、守龍レンダルクの見つめる中、ついにヨールの口から「千年前の悲劇」について明かされる時がきた。コーサの、東の果て半島の先祖たちにふりかかったあまりに皮肉な運命のいたずらに、絶句するアナンシアたち。しかし、あきらめるわけにはいかない…。王城を辞した一行は、龍のもとを訪ねることに。はたしてアルダ・ココたちを待ちうける試練とは―。
著者等紹介
榎木洋子[エノキヨウコ]
10月3日生まれ。都立光が丘高校卒業。『特別の夏休み』で1990年下期コバルト読者大賞を受賞
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感想・レビュー
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枯伍
3
ついにヨールの口から千年前の事情が明かされる。そんな理由で!とカートラムの怒りが爆発。龍たちの罪と忌の意識を解きほぐすための人間の試練に立ち向かう一行。幕間にルダートとラダの捕り物騒ぎが楽しい。2018/11/21
くっきー
3
試練の過酷さに読んでいて苦しくなる。そしてミズベの守龍とリダーがかっこいい。次巻から本格的な守龍探しスタートかな。楽しみです。2017/01/12
真維奈
3
なんでアルダたちだけが試練を受けなければならないのか、ちょっと納得いかないよねぇ。アナやアルダたちのせいじゃないのに。。。そしてアルダの試練、他と比べてなんか苛酷じゃない?と思った。でも龍がいっぱいのこの巻はお気に入り。そしてシェイラがまだ生きているということを聞かされてカートラムが主張したくだりがちゃんと書かれたことが満足。やっぱりそう思うよねぇ。2012/10/06
ジュリ
2
千年前の出来事が明かされます。そして、アルダ・ココたちに試練が。過酷な試練に立ち向かうアルダ・ココたちの姿がたくましいです。2013/09/22
shokopan
2
ヨール(と、ちょっとだけヤチ)の口から語られるりゅーまの話が、つらいんだけど懐かしくて愛しい。うわぁぁぁ、タギだ…リデルだ…!当時、夢中で読んでいたシリーズでした。ヨールと再会させてあげたかったな。2011/09/02