コバルト文庫<br> 真皓き残響 外道丸様〈下〉―炎の蜃気楼(ミラージュ)邂逅編3

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コバルト文庫
真皓き残響 外道丸様〈下〉―炎の蜃気楼(ミラージュ)邂逅編3

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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784086000512
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

取人を乗せた船は、佐渡へ向かって海原に漕ぎ出す。取人浚いの起こした騒ぎに巻き込まれた景虎は、その船の荷部屋にいた。そこで彼は夢を見る。己の過去と、己の記憶にはないはずの過去を…。そして、知らぬはずの記憶はまるで実際に体験したかのような現実味を彼に与えた。それは景虎の宿体・兵蔵太の記憶であった。その記憶は彼の知らぬ間に入り混じり、人格に影響を及ぼし始めるが…。

著者等紹介

桑原水菜[クワバラミズナ]
9月23日千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業。1989年下期コバルト読者大賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶっくlover

10
今年記念すべき作品は、これでした‼️ 100冊目です🎵2021/10/30

藤月はな(灯れ松明の火)

9
換生する前の兵蔵太の記憶に蝕まれる景虎と宗教の建前と人間の醜さを知っているが故の速之助の叫び、信じられるものができたにも関わらず、己の生存欲のために失ってしまい、「人生、虚無なり」と絶望する兵蔵太に遣る瀬無くなります。一方、互いに己の罪業が人を不幸にしていることを気にも留めず、呪詛し合う人間に人間であるが故の醜さを感じてしまいました。吉祥丸は毘沙門刀になり、伊勢編で貢献した藤さんに少し、救われましたが換生した長秀の登場の仕方に世の無常を見せつけられました。2012/03/29

きな粉

8
晴家、その巨体と同じく脳ミソも筋肉なんじゃないかと疑いたくなる単純さと、人の為にボロホロ泣く情の深さがいいですねー。この邂逅編、直江の変わりようが丁寧に書かれていますが、6冊目にしてとうとう「御館の乱は間違いだった」と言わしめましたね、景虎。さあこれからもっともっと強くなって、直江の嫉妬心と崇拝心を掻き立て、やつめを素敵な変態に。2016/02/14

枯伍

8
南蛮妖術vs密教がハイライトだな!異種格闘技かっけー。…直江? 直江はもう駄目だろwww はじめてのちゅぅーってこんなに昔だったのかとw 旅立つ速之助でいい感じにまとめておきながら、鬼畜な結末。本当に鬼なのは長秀じゃなくって謙信じゃないかという気がする。2012/11/21

さな

4
直江が直江で…www彼の苦悩がもうすでに始まっていたかと思うと…ウウッ 直江のぐるぐるを読むとミラージュだなって昔感じていた熱いものを思い出します。2014/03/21

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