日本の歴史 〈7〉 - 集英社版 武者の世に 入間田宣夫

日本の歴史 〈7〉 - 集英社版 武者の世に 入間田宣夫

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  • サイズ A5判/ページ数 350p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784081950072
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C1321

内容説明

保元・平治、源平の合戦をへて、頼朝による本格的な武人政権が誕生する。その兵を生みだした東国辺境の社会を検証し、新しい兵の時代をダイナミックに描く。

目次

第1章 武人政権の系譜
第2章 未開から文明へ
第3章 兵が世に出る
第4章 日本国の乱逆
第5章 日本国の乱逆(続)
第6章 泰時の平和
第7章 在地の生活
第8章 神仏に祈る
第9章 蒙古襲来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

45
#解説歌 武者の世に平源氏中国の文化蒙古の襲来防ぐ2016/08/23

Takao

5
1991年12月11日発行(初版)。30年も前に新刊で求めている。日本史の授業の参考文献。他にも読むものがあり、読まぬままに30年…。「鎌倉殿…」の参考にと読み始めたが、詳細な政治史ではなく、義経も頼朝もあっという間に死んでしまう。本書からは、政治史のみではなく、経済、社会、文化、等々、多面的に歴史を見ることを学んだ。特に印象に残ったのは、「逃散」にも「作法」があるということ、元寇を日本のみで見るのではなく、東アジア全体、ユーラシア大陸も含めて見ることの大切さ、など。在職中に読み終えていたら…と後悔する。2022/07/16

左近

2
説話や物語中の荒唐無稽に感じるようなエピソードを、実際に起こった現実ではなくそんなことが起こってもおかしくないのではないかと当時の人々が思っていた話=超現実として捉える考え方がしばしば登場する。説話から心性を探る手法に興味がある自分としては面白いが、その手法が歴史学の研究結果や仮説を補足する程度にしか用いられておらず、エピソードの中に見えるビジョンそのものが歴史の記述を変えるまでのインパクトは生み出していなかった。それが物語という題材の限界なのかもしれないが、もっと活用出来る方法はないものだろうか。2013/11/21

1
(1991,210.1)入間田先生の授業受けてた頃出た本だった。「~に強い関心を持ち」「~に共感を示す」が貸出カード入れがベッタリついてて読めないという大惨事(~_~;)カラー写真多用、フリガナ付き、抒情的な解説と、鎌倉殿の副読本にとてもよいのでは。どうして「武」「戦」が尊ばれるようになったかの流れがよくわかる。武といえばカッコつくけれど、要は暴力装置なんだよね。2022/04/06

nowhereman134

1
著者は学者というよりも、むしろ小説家になりたかったのではなかろうか。よい意味わるい意味含めて、学者っぽくない文体だと思った。◆ところで「得宗」について、「上皇(天皇)ではない、将軍でもない、そして執権でもない。」とあるのを読んで、いわゆる「小沢面接」のときの小沢さんを思った。当時の小沢さんは「総理大臣でもない。党の総裁でもない。そして派閥の領袖でもない。」立場だった。小泉さんが登場するまでは「総理大臣」よりも「キングメーカー」が権力者という構図が続いていたと思う。あれは日本的なことだったのか。2014/07/13

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