出版社内容情報
2004年3月、全米チアダンスコンテストでグランプリを獲得した、神奈川県立厚木高校ダンスドリル部。そのニュースは3大紙、NHK、民放各社、雑誌など広くトップニュースとして取材された。ごく普通の高校生が、栄冠を得るまでの努力と友情のドキュメンタリー。「スポーツ推薦がある訳でもない公立高校」「ほぼ全員がダンス初心者」「たった2年間の部活で栄冠を獲得」「最初は、国内大会の予選も通過できなかった」など、ないないづくしの彼女たちは、どうして上り詰めることができたのか? ダンスにとって致命的な柔軟性のなさ、学校勉強をめぐる親との葛藤、チームワーク作りの難しさ、ダンスが上達しない・・・、ひとつひとつ階段を努力と友情でクリアして、チームとしてのパワーがそなわっていく。部員全員、部の顧問、チアダンス協会などに綿密に取材。現代の高校生っぽさの中に見られる、青春ストーリー。思わず胸が熱くならずにはいられない物語。
内容説明
特別な才能を持つ集団ではなかった。そんなことは、本人たちが誰より知っていた。知っていたからこそ少女たちは練習を続けた。―2004年3月14日県立厚木高校ダンスドリル部は、チアダンスコンテストで全米を制覇した。
目次
プロローグ 一瞬の135秒―2004年3月14日決勝当日
第1章 十五歳、それぞれの春―2002年4月ダンドリ入部
第2章 「これ以上、何を練習したらいいの…」―23名、23の苦闘
第3章 ダンドリの母、そして、“IMPISH”の女神―伊藤早苗と前田千代
第4章 「うちら、報われないね…」―羽化直前、誕生の苦しみ
第5章 「踊りたくても、踊れない人もいるのよ!」―転機、JAL CUP優勝
第6章 そして、アメリカへ―全米チアダンス選手権出場決定
第7章 決戦前夜―部長・田尻光の涙
第8章 “小悪魔”たちが世界をつかんだ!―決勝当日
エピローグ ラスト・ステージ―ダンスドリルがくれたもの
著者等紹介
長谷川晶一[ハセガワショウイチ]
1970年5月13日生まれ。東京都杉並区生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経て、03年フリーに
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