講談社現代新書<br> 世界の陰謀論を読み解く―ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ

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講談社現代新書
世界の陰謀論を読み解く―ユダヤ・フリーメーソン・イルミナティ

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  • サイズ 新書判/ページ数 299p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062881463
  • NDC分類 204
  • Cコード C0214

出版社内容情報

ユダヤ人、フリーメーソン、イルミナティ……フランス革命から3.11まで再生産されつづける陰謀論。その構造を明らかにする一冊。偽史を紡ぐのは誰か? 偽書・世界征服計画の書『プロトコル』、フランス革命とメーソンの関係、新世界秩序陰謀論の論理、日本でたびたび巻き起こる震災デマ……。陰謀論という考え方は、たったひとつの視点で世界のすべてを明瞭に説明する、非常に便利な思考のフィルタである。

はじめに 世界は陰謀に満ちている
第一章 日本――コンスピラシー・セオリー・イン・ジャパン
第二章 ユダヤ――近代陰謀論の誕生
第三章 フリーメーソン――新しい「知」への反発
第四章 イルミナティ――陰謀論が世界を覆う
第五章 アメリカ――陰謀論の最前線
第六章 陰謀論の論理――なぜ私たちは陰謀論を求めるのか


辻 隆太朗[ツジ リュウタロウ]
著・文・その他

内容説明

偽書・世界征服計画の書『プロトコル』、フランス革命とメーソンの関係、新世界秩序陰謀論の論理、日本でたびたび巻き起こる震災デマ…偽史を紡ぐのは誰か。

目次

第1章 日本―コンスピラシー・セオリー・イン・ジャパン
第2章 ユダヤ―近代陰謀論の誕生
第3章 フリーメーソン―新しい「知」への反発
第4章 イルミナティ―陰謀論が世界を覆う
第5章 アメリカ―陰謀論の最前線
第6章 陰謀論の論理―なぜ私たちは陰謀論を求めるのか

著者等紹介

辻隆太朗[ツジリュウタロウ]
1978年生まれ。京都府宇治市出身。北海道大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士後期課程在学中。修士(文学)。専門は宗教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

42
世界で噂されるあらゆる陰謀論を取り上げていて如何に事実無根なことなのか、何故人間はそういう陰謀論に引き寄せられるのかを書いた本。個人的にはWGIPって別に陰謀ではなく事実だと思う。2012/04/25

ふろんた

32
フリーメイソンやイルミナティなどで影でささやかれる陰謀論についてざっくりと。面白いけど面白くない。SF映画を観たり小説を読んで「実際ありそうで、怖いね~」位にとらえられればいいけど。こういったものって、科学的にそれらしい根拠だったり因果関係は羅列するけど、”彼ら”については具体的に誰なのか言及されないな。おや、誰か来たようだ・・・2014/11/05

HANA

18
大部分はユダヤ、フリーメーソン、イルミナティといった御三家の紹介とそれに纏わる陰謀論の数々の紹介。最後のイルミナティは名前だけ知っていたが、ほとんど知ることの無かったため、非常に役に立った。この辺は昔読んだ『トンデモ本の世界』等を思い出しながら懐かしく読んだ。その他、特に興味深かったのはオウムと陰謀や東日本大震災に関するもの、現代アメリカを舞台とする陰謀論等。最後のなぜ陰謀論が唱えられるかはこの手の本を読む上で必読だと思う。2012/03/12

Miki

13
5月、ダン・ブラウンのラングドン教授シリーズの最新作が出る!ということで、イルミナーティ、フリーメイソン、シオン修道会について今一度情報確認のため着手。内容はタイトル通り、陰謀論の紹介と解説(陰謀論否定)。フジ8chの目玉マークとか日本直販の電話番号までフリーメイソンだという陰謀論はトンデモ過ぎて苦笑。昔、ドル札の図柄とフリーメイソンのマークの一致を初めて知ったときはワクワクしたものだが、この本で現実を知った後は手品のからくりを見せられたような気分。ま、陰謀論はエンタメのネタとして楽しむ程度にしておこう。2013/02/18

ロッキーのパパ

13
陰謀論は「と」学会系の本で結構なじみがある。具体例やお笑いとしての楽しみはあちらに任せて、この本では代表的な陰謀論を理論的に分析している。陰謀論そのものの分析は納得できるんだけど、陰謀論の社会への影響について深く論じてほしかった。陰謀論が登場する背景を考えると今後も新しい「悪役」を主体とする陰謀論が登場してくるのは避けられないと思う。なので、陰謀論に振り回されないためには、個人が情報の受け手として自覚するしかないんだろうなあ。2012/05/15

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