講談社文庫<br> 天使と罪の街〈下〉

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講談社文庫
天使と罪の街〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 341p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062754934
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

私立探偵ボッシュとFBI捜査官レイチェルは“詩人”こと連続殺人犯の跡を追う。ラスヴェガス、ネヴァダ州の売春街、そしてロサンジェルス。迫っ手をあざ笑うかのように捜査を撹乱する犯人。用意周到に計画された、その恐るべき企みとは?現代ハードボイルドの第一人者コナリーが描く壮大なサスペンス。

著者等紹介

コナリー,マイクル[コナリー,マイクル][Connelly,Michael]
1956年、アメリカ・フィラデルフィア生まれ。フロリダ大学を卒業し、フロリダやフィラデルフィアの新聞社でジャーナリストとして働く。手がけた記事が、ピュリッツァー賞の最終選考まで残り、ロサンゼルス・タイムズ紙に引き抜かれる。「当代最高のハードボイルド」といわれるハリー・ボッシュ・シリーズは二転三転する巧緻なプロットで人気を博している

古沢嘉通[フルサワヨシミチ]
1958年、北海道生まれ。大阪外国語大学デンマーク語科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

410
【原書】フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットですらない今作、単に今までのコナリーシリーズ総ざらえ、そしてボッシュの成長ストーリーなのかなと思いながら読めば。ラストやっぱりそう来か。にしてもボッシュ、相変わらずのユルユルな下半身。しかも相手の女性に「あなたって上手なのね」(ミカママ意訳)とコトの後で言わせるとは、どんなけおっさん版ハーレクインなんや(笑)ともあれ、どんな具合なのかぜひ(以下自粛)。実際に読んだのは:https://bookmeter.com/books/120679102019/08/26

Tetchy

128
本書はハリー・ボッシュ、レイチェル・ウォリング、テリー・マッケイレブ、そして“詩人”4人の物語だったと読み終えて思う。そして彼らは人生に訪れた困難・苦難を乗り越えて生きてきた人たちでもあった。ボッシュとレイチェル、そしてマッケイレブ。彼らは人間の闇の深淵を覗いてきた人々だ。しかし彼らは“詩人”にならなかった。ただそれは今はまだ、というだけの差しかないのかもしれない。悪の側と善の側を隔てる線。その線引きを自ら行えるうちは大丈夫だろう。しかしその一線を超えたら、彼ら彼女らもまた“詩人”になり得るのだ。2018/11/29

ケイ

115
ポエットとレイチェルの関係や、ポエットの人間形成は、『ハンニバル』を連想してしまう。コナリー作品の登場人物をほぼ勢揃いさせたからまとまりがないのか、不必要なほど不自然なまでにFBIを無能に描くのに白々しさを感じたからか、他の作品ほど楽しめなかった。1番好きな場面は、ボッシュがヴェガスのモーテルで隣人の女性を気にするところ。結末は知っていても、巻き込まれなくてよかったと胸をなでおろした。とはいえ、十分に及第点 2018/03/10

KAZOO

59
あっという間に読んでしまいました。「ザ・ポエット」は読みたいのですが絶版のようで。ボッシュはまた警察に戻っていくような感じですね。それと別れた女性とその子どものやり取りなど、うまく書かれています。マッケイレブの死の真相をボッシュは明確に示してくれます。今私の中ではコナリーとディーヴァ―は双璧です。2015/03/22

巨峰

52
せっかく刊行順に読んでいるのに覚えていないと意味ないですよね。。。。。この相手とボッシュがそういう関係になるのは予想もしなかったので驚いた。そういう予兆あったっけ?物語は、よかったですが、最後のマツケイブは実は・・・というくだりはいらなかったかも。わたしたちの知らないアメリカの売春街みたいなのは興味深かった。2022/04/13

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