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現代思想の冒険者たちselect
現代思想の源流―マルクス・ニーチェ・フロイト・フッサール

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  • サイズ B6判/ページ数 400p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062743518
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0310

出版社内容情報

知の冒険者たちの思想と人間ドラマを説く『現代思想の冒険者たち』に待望の軽装版が登場!

知の巨匠4人が拓く新たな地平

人間の闇と世界の謎を探究

2つの世界大戦、アウシュヴィッツと収容所群島、民族紛争・環境破壊――。自由と人権、合理主義と近代科学を理想とした輝かしい≪近代≫は、なぜ流血と破壊の20世紀に成り下がってしまったのか。その問題を根源から考える批判と反省の営みが「現代思想」。私=同一性とは何か、客観世界は実在するのか。我々はどこへ行くのか。現代思想は、デカルト以来の近代の知の、何を継承し何を廃棄すべきかを問いつめる。

付・現代思想年表――矢代 梓
現代思想の二重遭難者たち――いしいひさいち

プロローグ 四人の偉大な思索者
第1部 マルクス――神話的幻想を超えて 今村仁司
第2部 ニーチェ――力への意志のモルフォロギー 三島憲一
第3部 フロイト――意識のブラックホール 鷲田清一
第4部 フッサール――身体と大地のアルケオロジー 野家啓一
エピローグ 新しい時代の知的生産のために


今村 仁司[イマムラ ヒトシ]
著・文・その他

三島 憲一[ミシマ ケンイチ]
著・文・その他

鷲田 清一[ワシダ キヨカズ]
著・文・その他

野家 啓一[ノエ ケイイチ]
著・文・その他

矢代 梓[ヤシロ アズサ]
著・文・その他

内容説明

二つの世界大戦、アウシュヴィッツと収容所群島、民族紛争・環境破壊―。自由と人権、合理主義と近代科学を理想とした輝かしい“近代”は、なぜ流血と破壊の二十世紀に成り下がってしまったのか。その問題を根源から考える批判と反省の営みが「現代思想」。私=同一性とは何か、客観世界は実在するのか。我々はどこへ行くのか。現代思想は、デカルト以来の近代の知の、何を継承し何を廃棄すべきかを問いつめる。

目次

プロローグ 四人の偉大な思索者
第1部 マルクス―神話的幻想を超えて
第2部 ニーチェ―力への意志のモルフォロギー
第3部 フロイト―意識のブラックホール
第4部 フッサール―身体の大地のアルケオロジー
エピローグ 新しい時代の知的生産のために

著者等紹介

今村仁司[イマムラヒトシ]
1942年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。専攻は社会思想史。現在、東京経済大学教授

三島憲一[ミシマケンイチ]
1942年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。専攻は社会哲学、ドイツ思想史。現在、大阪大学教授

鷲田清一[ワシダキヨカズ]
1949年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。専攻は哲学、倫理学。現在、大阪大学教授

野家啓一[ノエケイイチ]
1949年生まれ。東京大学大学院博士課程中退。専攻は科学哲学。現在、東北大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

24
①マルクス②ニーチェ③フロイト④フッサールの論考です。分析哲学が選ばれていないので、全員ドイツ語圏になっています。本書が難しいのは、①が難しいからではないでしょうか。もし読み辛かったら、各章を例えば10ページずつ並行して読んでいくと比較できて、どの文章が何を論じていて、どの部分を飛ばしても良いか判明していきます。④は基本的な哲学的議論が紹介されていて、非常に読み易くも感じました。本シリーズは入門書としての役割でしょうから、その0巻といえばさらに入門的であるべきです。ところが、苦労して読んだ割にはつまらない2018/09/25

遊た(ゆうた)

8
本書で紹介される四人の思想家の学説は唯物論であることでは共通していると思った。より正確に言うと現実的条件がなんらかの観念を作り上げ、その観念が現実を再編成していくという点で四人の思想家の思想の枠組みは一致しているのではないかと思った。つまりそれは唯物論をベースとした観念論ともいえるように思ったし、唯物論と観念論を融合した哲学と言えるようにも思った。なぜ、このような思想が19世紀の後半あたりから登場し始めたかはわからないが、これらの思想がその後の思想である現代思想を方向づけたというのは興味深いことである。2018/09/30

かんがく

8
20世紀の思想家についての30冊のシリーズの第0巻として、彼等に強く影響を与えたマルクス、ニーチェ、フロイト、フッサールについての記述。他の方のレビューにもあるように決して入門書ではない。フッサール以外は一応主著を読んだことがあったので割と入りやすかったが、それでも流し読みでは理解しきれなかった。それぞれの思想家の紹介というよりも、後世にどう影響を与えたかや解釈などについての記述が主。派生してデカルト、ハイデガー、サルトルあたりについても詳しく知りたくなった。2018/02/10

ぬえ

2
本書は0巻であり、20世紀思想のとっかかりとなるマルクス、ニーチェ、フロイト、フッサールの4人についてわずか300ページ程度でまとめている。そのため見出し的な解説であるが、入門としては難しいように思われる。巻末にのっている読書案内や年表はとても充実していてさらに詳しく読みたい人には大変ありがたいものである。2015/05/14

らんまる

2
わかりやすいのはニーチェ・フロイトぐらいか。読者に結構な量の前提知識を要求してくるのでつらい。2010/12/08

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