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講談社文庫
江戸の旗本事典―歴史・時代小説ファン必携

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  • サイズ 文庫判/ページ数 423p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062736169
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0195

内容説明

徳川家直参という言葉の意味するものは何か。家督相続のしかた、昇進、給与、家計、江戸城中の作法…。知っているようで知らないことばかり。江戸学の在野の巨人、三田村鳶魚の薫陶をうけた「最後の弟子」が説く「旗本八万騎」のホントの姿。歴史・時代小説ファンの手許には必ず置きたい文庫書き下ろし。

目次

第1章 「旗本八万騎」の実像
第2章 幕府の人事と組織
第3章 旗本のライフサイクル
第4章 「イエ」制度のなかで
第5章 旗本はつらいよ
第6章 旗本の生活は退屈か?
第7章 旗本の経済学
第8章 経営者としての旗本

著者等紹介

小川恭一[オガワキョウイチ]
1925年生まれ。1943年、慶応義塾大学の学生当時、奥野信太郎教授の紹介により、江戸研究家三田村鳶魚翁を中野文園に訪問、師事し、翁より処分寸前の柳営関係の記録・写本類の譲渡を受ける。帝国図書館に数年勤務ののち、目的を中断して企業人として生きる。勤め人生活中はもっぱら関係書籍の蒐集を継続し、現在に至る。徳川幕府制度の研究では大名・旗本・御家人を中心とする
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Masaki

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江戸時代の旗本は約5500家だったそうな。うち五番士と言われる警備などの軍役についているのが約2000家、一般役職が1250家ほどで、残りの2000家強は、小普請組といって平時は特に仕事がなかったとのこと。半分近くが窓際族ってどんな組織なんでしょう?よく270年も持ったもんだ。あと庶民が御家人株を買って、武士になるのは、一部は人材登用の手段として幕府も黙認していたらしい。その他、旗本の実態についていろいろと勉強になりますが、あまり実生活では役に立たないですが。2016/02/01

lailei

0
愛読書です。好きな項目を睡眠薬代わりに読みます。つまらないのではなく、活字中毒が落ち着きます。

頼山陽

0
旗本の実態も理解できるが、本書の一番の魅力は著者が江戸学の大家、三田村鳶魚翁の愛弟子であること。あとがきに述べる学生時代の著者と三田村翁との思い出に、本書の旗本の一生と重なるような、寂寞の念が感じられた。2010/12/31

冬至楼均

0
時代小説を読んでいる間は横に置いてちらちらと参照します。2009/09/25

可兒

0
官僚を野放しにすると仕事と分類だけ増えてゆく、という嫌味が多少現実味を持つから困る2008/09/19

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