講談社文庫
フフフの歩

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062731225
  • NDC分類 796
  • Cコード C0195

内容説明

将棋という厳しい勝負の世界に身を置く著者が、少年のころから慣れ親しんだ酒、麻雀、競馬の話や、先輩後輩棋士との抱腹絶倒の交友録などを、軽妙洒脱な文章で綴った青春エッセイ。単行本で収録し切れなかった、アマチュア強豪相手の真剣対局記を大幅に追加。

目次

将棋指しの優雅な日々編(酒を飲む葦;男はつらかバイ;魂の叫び!?;珍獣系の日常 ほか)
切れ負け勝負激闘編(四日市市を訪ねる;二日酔いの待つ新宿;制服女子高生、可憐な六枚落ち;上山温泉、肩凝り地獄 ほか)

著者等紹介

先崎学[センザキマナブ]
1970年青森県生まれ。将棋棋士8段。小学4年生で米長邦雄元名人の門下に入る。1987年に四段、1990年NHK杯で優勝。2000年A級棋士となる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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hnzwd

39
将棋の棋士である先崎学九段の若かりし、、と言っても30歳前後の時代のエッセイ集。ユーモア溢れる文章でテンポも良い。勝負師らしく、所々に出てくるギャンブルの話や、お酒の席の話は楽しく、他の棋士の方々も将棋を指していない時の姿はこんな性格なのかと疑ってしまうほど。それでも将棋に負けた時の感覚なんかは、モノローグからその悔しさが伝わってくるようで。。。重い。他の棋士の本も探してみようかなー2015/06/17

緋莢

17
小学4年生で米永門下に入り、内弟子に。その後、17歳で四段となった著者。『将棋世界』編集長、オバQじゃなくて大崎氏に連載を依頼され、ヴィンテージ・ワインにつられ承諾してしまう。「若手棋士随一のワーカ・ホリック棋士」と書いて、友人・知人から反論されたり、酒が弱くなった事に驚き、女子高に将棋を指しに行った際、OGの子の「島さんや羽生さんを個人的に知っています」発言に思わずかけ回りそうになったり・・・酒、ギャンブル、棋士との交友録を書いたエッセイ集。2017/02/12

okame

15
麻雀、競輪、競馬、カジノなどのギャンブルに熱中し、朝方まで、それが試合の前日でも酒を飲む。でも将棋を指すときは真剣そのもの。全員が全員、そうではないと思うけど、自分の中の棋士のイメージが崩れ落ち、印象がだいぶ変わりました。なかなか読みごたえのあるエッセイでした。2015/07/22

スプリント

14
プロ棋士の日常やオフの人間関係などが赤裸々に書かれていて面白いです。将棋以外の話も面白いですが、アマチュアとの対局記に書かれている心情が印象に残りました。2015/01/12

drago @弘前城ソメイヨシノ満開中。

9
文章を書くことが本業ではない現役棋士のエッセイ集なんだけど、飽きさせなくてお上手。将棋棋士・先崎学八段そのものが、非常に魅力的なキャラクターである。 ☆☆☆★★ 2013/05/15

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