内容説明
国際演劇祭の準備で盛り上がる初冬の避暑地・霧立町で、数名の行方不明者が。調査を依頼されて、竜堂四兄弟は現地にのりこんだ。世界一の美女（自己申告）にして史上最強の女戦士・小早川奈津子も巻きこんで、兄弟に次々と襲いかかる怪現象！流星雨の夜によみがえる銀月王の正体とは？謎と怪奇の特別編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
17
冒頭だけお読みになると「お、ミステリか？」と思われるかもしれませんが、魍魎のたぐいが出てきてあわや四兄弟ピンチ？ と、番外編ならではの展開へ。一番の魍魎は、やはり、あの人でしょうか。2012/07/28
サン
15
創竜伝シリーズ１１巻。番外編。またもや、祖父の遺言により祖父の知人の依頼を受ける四兄弟。霧立町の地下に巣くう触手と戦う。今回はかなりの人があくどいね。番外編にもかかわらず、なっちゃん登場の強さ。2021/05/16
Tetchy
13
今回は番外編なので1冊の中で完結していることもあり、人物間の駆け引きのようなドラマはなかったが小早川奈津子の役柄を本編と全く別にする等の遊び心があって愉しめた。何よりも内容にサービスがふんだんに盛り込まれているのが嬉しい。少し前までは作者自身の衒学趣味に無理矢理付き合わされている感じだったが、アイロニックな文体とスケールの大きなスペクタクルが幾重にも織込まれており、田中芳樹面目躍如といった感じであった。2009/04/30
なつみかん
9
なにか〝手〟の違った11巻でした。番外編的な〜2023/09/12
よっしー
8
遂に茉理ちゃんと姉妹が邂逅か!? と期待して手に取ればできると思いますまさかの外伝。 同じ学園というか一都市で起こった事件でしたが、今回のがスケールが大きかった気が…。 事件の構成はシンプルだったはずなの……なっちゃんが居たからか!! と、読了後に気がつきました(笑2015/06/17
