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講談社+α新書
日本の情報機関―知られざる対外インテリジェンスの全貌

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062724555
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0231

内容説明

北朝鮮政府やアルカイダに対処するということは、いわば凶悪犯罪者を相手にすることに似ている。なにも持たずに「仲良くしよう」「話し合おう」と善意だけで呼びかけても、凶悪犯相手には効果は期待できない。こうした凶悪犯たちの邪悪な動きを封じ、国民の安全を守るために、今こそ日本政府には“武器”が必要だ。今もっとも必要とされている武器―それが「インテリジェンス」にほかならない。ところが、戦後60年以上もの間、アメリカに自国の国防を委ねてきた日本国は、その肝心のインテリジェンスのしくみをきちんと作ってこなかった。だが、時代は変わり、日本が置かれている状況は変わった。日本もそろそろ、いや緊急に、独自のインテリジェンスを構築・整備する必要性に迫られている。

目次

第1章 防衛省・自衛隊のインテリジェンス
第2章 北朝鮮弾道ミサイル発射実験で迷走した「情報」
第3章 内閣衛星情報センターと情報収集衛星の実力
第4章 工作船事件の全「情報ルート」を検証する!
第5章 外務省「国際情報統括官組織」の能力とは
第6章 知られざる「外事警察」の実像
第7章 激震の公安調査庁
第8章 合同情報会議と内閣情報調査室
第9章 その他の情報機関
終章 日本のインテリジェンス能力

著者等紹介

黒井文太郎[クロイブンタロウ]
1963年、福島県いわき市に生まれる。月刊『軍事研究』記者などを経て、『ワールド・インテリジェンス』編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mariyudu

2
ちょっと古い本だけど、この種の題材で書かれたものは少ないので。軍備を薄くして専守防衛指向な平和を目指すのなら、どの国よりも情報戦に力を注がなければならない筈なのに、ヒューミントは他国に頼りっぱなしの諜報部門。ここでも例によっての省庁縦割りや縄張り争い。予想どおりの寒い現実を突きつけられるのはしんどかったけど、北工作船追跡や上海ハニートラップ事件等の話は読み応えがあった。2017/12/02

げんさん

0
やや内容が古いが、日本の情報収集能力が危機的な状況にあることは理解できた。現下の国際情勢を考えると、早急な強化が必要だろう。要員の養成や縦割りの排除など、戦略的に取り組まなければいけない課題は余りにも多い。2014/03/17

すかぢ

0
最近情報機関について調べているのでその一環として読んだ。多くを語れるほどインテリジェンスの知識はないので「なるほどねぇ」と思いながら読みました。2012/12/28

メガネねこ

0
★★★★★日本国の情報収集・分析機関として、どの省庁のどの組織が、どんな情報を担当しているのかを確かな情報筋に確認して解説した本。 2007年出版であるから、情報としてもそんなには古くない。当時の時点で、国家組織としてのインテリジェンスを高めようという流れが強くなっていたことを考えると、今現在はより発展しているのかもしれない。 北朝鮮のミサイル実験や核開発、アルカイダの活動ネットワークの拡張、中国の軍事パワーの増強と尖閣諸島、東シナ海油田問題など、日本の国防の緊張は確実に高まってきていることを考え2009/10/07

taipoi

0
日本に事件や戦争・テロに対する情報を集める機関があることは分かった。情報を元に自然災害とその影響を予測する機関があるのかは、この本からは分からない。2011/03/17

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